データベースの移植性
製品: Exchange Server 2013
データベースの移植性は、Microsoft Exchange Server 2013 メールボックス データベースを、同じデータベース スキーマ バージョンのデータベースを持つ Exchange 2013 を実行している同じ組織内の他のメールボックス サーバーに移動またはマウントできるようにする機能です。 以前のバージョンの Exchange のメールボックス データベースを、Exchange 2013 を実行しているメールボックス サーバーに移動することはできません。 データベースの移植性を使用すると、回復プロセスでのいくつかのエラーの発生しやすい手動による手順をなくすことで、信頼性が強化されます。 また、さまざまな障害のシナリオで、データベースの移植性によって回復時間全体が短縮されます。
データベースの移植性を使用してメールボックス データベースを回復する場合は、ソースとターゲットの Exchange サーバー上のオペレーティング システムのバージョンと Exchange Server のバージョンが同じである必要があります。 たとえば、以前に Exchange 2013 メールボックス データベースが Windows Server 2012 を実行するサーバーにマウントされていた場合、データベースの移植性は、Windows Server 2012 と Exchange 2013 の両方を実行するサーバーにデータベースを移行する場合にのみ機能します。
データベースの移植性機能を使用してデータベースの回復を実行する方法については、「データベースの移植 性を使用してメールボックス データベースを移動する」を参照してください。