代理人が共有メールボックスの場合、Outlook の会議室メールボックスの会議出席依頼を承諾できない

元の KB 番号: 3191290

問題

次のような状況を想定します。

  • 共有メールボックスを会議室メールボックスの代理人として追加する場合は、次の PowerShell コマンドを実行します。

    Set-CalendarProcessing room -ResourceDelegates sharedmbx -AllBookInPolicy $false -AllRequestInPolicy $true
    
  • ユーザーが Microsoft Outlook の共有メールボックスの受信トレイから会議出席依頼を承諾しようとすると、次のようなエラー メッセージが表示されます。

    ユーザー "ルーム エイリアス" の予定表フォルダーを開くことができません。 処理に失敗しました。

  • ユーザーは、Outlook on the webの共有メールボックスの受信トレイから会議出席依頼を承諾できます。 ただし、会議出席依頼を送信したユーザーは、会議が承諾されたことを確認する電子メール メッセージを受け取りません。

原因

この動作は仕様です。 共有メールボックスにアクセスできるユーザーは、会議室メールボックスの予定表にアクセス許可を継承しません。

回避策

共有メールボックスへのフル アクセス許可を持つユーザーは、会議室メールボックスの予定表に対する明示的な編集アクセス許可を持っている必要があります。 会議室メールボックスの予定表のユーザーに編集アクセス許可を割り当てるには、次の手順に従います。

  1. 状況に応じて、次のいずれかを実行します。

    • リモート PowerShell を使用して Exchange Online に接続します。 詳細については、「PowerShell に接続する」Exchange Online参照してください。
    • オンプレミスの Exchange 管理シェルを開きます。
  2. 次のコマンドを実行します。

    Add-MailboxFolderPermission -Identity room@contoso.com:\Calendar -User ed@contoso.com -AccessRights Editor
    

    注:

    このコマンドでは、 を会議室のメール アドレスに置き換え room@contoso.com 、共有メールボックスへのフル アクセス許可を持つユーザーのメール アドレスに置き換えます ed@contoso.com

詳細

さらにヘルプが必要ですか? Microsoft コミュニティを参照してください。