XSystemAllowFullDownloadBandwidth
ゲームの実行中にパッケージのダウンロードに使用される帯域幅を制御します。
構文
void XSystemAllowFullDownloadBandwidth(
bool enable
)
パラメーター
enable _In_
型: bool
ダウンロード帯域幅全体を有効にするか無効にするかを示します。
戻り値
型: void
解説
注意
この関数は、時間依存のスレッドで呼び出すのに安全ではありません。 詳細については、「時間依存のスレッド」を参照してください。
この API は、パッケージをダウンロードするときにダウンロードを高速化するために使用できます。 パラメーターを true に設定して呼び出すと、この API はシステム OS に対して、ダウンロードにさらに多くのリソースを使用するよう通知します。 ダウンロードが完了したら、リソースを回収できることをシステム OS に通知するために、パラメーターを false に設定して API を再度呼び出す必要があります。
この API を使用する際に開発者が注意すべき点:
- この API は、システム OS の CPU パフォーマンスを変更します。 タイトルが負荷の高い VM 間の操作 (ストア操作、空間オーディオなど) を実行しようとしている場合は、パフォーマンスが低下する可能性があります。 したがって、ゲームの継続期間中にこの機能を有効のままにしないでください。
注意
この API は、システム OS にシグナルのみを送信します。システム OS は、他の操作にこれらのリソースが必要な場合は無視することを選択できます。
考えられる使用例: ゲームが DLC または別のベース ゲームのダウンロードを開始しており、進行状況バーを提供している場合、ゲームは、ゲーマーがアクティブなゲームプレイ中ではなく、その画面にいる間に、この API の呼び出しを検討することができます。 ゲーマーが別のビューに切り替えた場合、ゲームはこれを無効にして、ゲームが独自のネットワーク帯域幅を完全に制御できるようにする必要があります。
void AllowFullDownloadBandwidth()
{
XSystemAllowFullDownloadBandwidth(true);
// Kick off download of DLC or related package
// Download complete or enter more active gameplay
XSystemAllowFullDownloadBandwidth(false);
}
要件
ヘッダー: XSystem.h
ライブラリ: xgameruntime.lib
サポートされているプラットフォーム: Xbox Series コンソール