Microsoft Graph コネクタの API 制限

この記事では、Microsoft Graph コネクタの実装および運用制限について説明します。 コネクタの設計時には、これらの制限を念頭に置きます。

接続制限

制限の種類 極限
Microsoft 365 テナントごとの 接続 リソース 30
1 接続あたりの アイテム 5,000,000
接続バイト サイズ 500 GB
テナントあたりの項目数 50,000,000

スキーマ制限

制限の種類 極限
1 つの スキーマ で定義できるプロパティの最大数で、1 つの接続で取り込まれるデータを特殊化します。 128

グループの制限

制限の種類 極限
Microsoft 365 テナントごとの 外部グループ 100,000
グループ管理で許可される 1 秒あたりの要求数 (要求/秒) 調整 しきい値 1,000 人
検索クエリのユーザーごとの外部グループ 10,000

アイテムの取り込み

制限の種類 極限
1 つの接続からアイテムを取り込むことができるスループット制限。 1 秒あたり 25 個のアイテム
アイテムサイズ; この制限は、 がアイテム を取り込んでインデックスを作成する際に要求本文に適用されます。 4 MB
アクティビティの数。これはアクティビティ呼び出しあたりの調整しきい値です 20 のアクティビティ
プロパティ のサイズ 該当なし

メモ: 4 MB の項目サイズ制限は 、解析されたテキスト コンテンツ の合計サイズを指します。これは、通常、一般的な形式 (docx、ppt、PDF など) の元のファイル サイズの 10% です。 コンテキスト化するために、4 MB は 4,000,000 バイトに等しく、約 600,700,000 の単語または 1,400 ページ (1 ページあたり平均 500 ワード) に変換されます。

調整

調整のしきい値を超えると、Microsoft Graph は、そのクライアントからのそれ以上の要求を一定期間制限します。 調整が発生すると、Microsoft Graph は HTTP 状態コード 429 (要求が多すぎます) を返し、要求は失敗します。 推奨される待機時間は、失敗した要求の応答ヘッダーに返されます。

調整動作は、要求の種類と数によって異なります。 たとえば、大量の要求がある場合、すべての要求の種類が調整されます。 しきい値の制限は、要求の種類によって異なります。 そのため、書き込みが調整されるが、読み取りがまだ許可されているシナリオが発生する可能性があります。