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3270 デザイン ツールとは

Azure Logic Apps で使用する 3270 ストリーム ベースの成果物のメインフレーム メタデータを作成するには、3270 デザイン ツールを使用できます。 このツールは、Azure Logic Apps で IBM 3270 コネクタによって使用されるメタデータを定義して、3270 アプリケーション間を移動して操作するのに役立つデスクトップ アプリケーションです。

Azure Logic Apps の HIS Designer

3270 デザイン ツールを使用して 3270 アプリケーションと対話する理由

システム ネットワーク アーキテクチャ (SNA) の普及の間、3270 データ ストリームは、リモート エンド ユーザーと一元化されたメインフレーム間の通信を容易にする表示管理プロトコルとして使用されました。 エンド ユーザーの場所にある SNA ネットワークに、3270 端末と呼ばれるデバイスが存在しました。

その時点で多くの SNA および 3270 アプリケーションが存在するため、お客様は SNA プロトコルを IP バックボーンに統合することを確認しました。 Telnet 3270 (TN3270) と呼ばれるテクノロジを使用して、SNA 3270 アプリケーションから TCP/IP に移行しました。 詳細については、「 3270 ターミナルの概要」を参照してください。

IBM メインフレーム環境では、3270 のアプリケーションが普及しています。 多くの場合、画面にビジネス ロジックが埋め込まれているこれらのアプリケーションにアクセスするには、画面とビジネス ロジックを分離できない場合や、アプリケーションの動作に関する情報がなくなった可能性があります。 3270 デザイン ツールは、画面情報を再利用できるように、これらのアプリケーションを解析して処理するのに役立ちます。

3270 デザイン ツールのしくみ

3270 画面駆動型アプリでの画面とデータ フィールドはシナリオに固有のため、3270 コネクタではアプリについてのこの情報が必要であり、メタデータとしてそれを提供できます。 このメタデータでは、ロジック アプリが画面を識別して認識するのに役立つ情報、および画面間をナビゲートする方法、データを入力する場所、結果が予想される場所が記述されています。 このメタデータを指定して生成するには、3270 Design Tool を使用します。このツールでは、後で詳細に説明する特定の "モード" (ステージ) が順番に示されます。

  • キャプチャ: このモードでは、メインフレーム アプリで特定のタスクを完了するために必要な画面が記録されます (銀行預金残高の取得など)。

  • ナビゲーション: このモードでは、特定のタスクのためにメインフレーム アプリの画面間を移動する方法のプランまたはパスを指定します。

  • メソッド: このモードでは、画面のナビゲーション パスが記述されているメソッド (例: GetBalance) を定義します。 また、メソッドの入力および出力パラメーターになる各画面のフィールドを選択します。

サポートされていない要素

デザイン ツールでは、部分的な IBM Basic Mapping Support (BMS) マップはサポートされていません。 BMS マップをインポートする場合、Design Tool では画面の部分定義は無視されます。

3270 デザイン ツールのダウンロード

3270 デザイン ツールは、ダウンロード センターからダウンロードできます。

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