LU の構成

ユーザーが IBM i にアクセスするように 5250 エミュレーターを構成すると、エミュレーターはローカルおよびリモートの APPC LU 別名で構成されます。 LU 別名は、IBM i との会話に使用される LU 名にマップされます。

Host Integration Server を使用すると、IBM i にアクセスする各ユーザー・グループに対して、デフォルトのローカルおよびリモート APPC LU を定義できます。 既定値を設定すると、ユーザーは APPC LU 名を覚えておく必要がありません。可能であれば、これらの値を指定する必要があります。

ローカル APPC LU を作成するときは、ローカル LU エイリアスとしてユーザーまたはグループの名前を使用することをお勧めします。 特定のユーザーまたはグループからのセッションがアクティブな場合、LU 別名が SNA マネージャーに表示されます。 ローカル LU 別名をユーザー名と照合すると、IBM i に接続されている 5250 人のユーザーを確認できます。 これにより、特定のユーザーが使用するローカル LU を簡単に追跡できます。

このメソッドを使用するには、SNA サブドメインに追加される各ユーザーまたはグループのユーザー名と一致する LU エイリアスを使用して、個別のローカル APPC LU を作成します。 LU が作成されたら、既定のリモート APPC LU と共に、既定のローカル APPC LU として LU をユーザーに割り当てます。

Host Integration Server では、ホスト統合サーバーがローカル LU とのセッションを開始する要求を受信し、要求で 指定されたリモート LU が Host Integration Server によって認識されない場合に使用するプロパティを定義する暗黙的な着信リモート LUthat を指定することもできます。 ホスト統合サーバーでモードが認識されない場合にセッション特性を定義する暗黙的な受信モードを指定することもできます。

各リモート LU を明示的に定義せずに多数の異なるリモート LU が受信できる受信要求を受け入れる場合は、暗黙的な着信リモート LU ペアとそのモードを指定できます。 暗黙的な着信リモート LU とモードが指定されている場合、リモート LU をサーバーで認識する必要はありません。 セッション要求で指定されたローカル LU が認識されている限り、接続を開始できます。

関連項目

APPC 展開方法