Host Integration Server の拡張機能

Host Integration Server DISPLAY 動詞は、IBM ES for OS/2 バージョン 1.0 DISPLAY 動詞と互換性があります。 ただし、IBM ES for OS/2 バージョン 1.0 は単一サーバー システムであり、Host Integration Server は複数のサーバー システムをサポートしているため、 DISPLAY 動詞は拡張され、ユーザーは DISPLAY 動詞を処理するホスト統合サーバーを実行している特定のサーバーをターゲットにすることができます。

Host Integration Server を実行している特定のサーバーに DISPLAY 動詞を送信するには、ASCII 文字列 CSEXTNID を配置し、その後に host Integration Server を実行しているサーバーのコンピューター名を 、buffer_ptrが指すバッファーの先頭に配置します。 コンピューター名は 32 バイトの ASCII 文字列であり、0 またはスペースで埋め込むことができます。

ローカル ノード識別子は IBM ES for OS/2 バージョン 1.0 のノードごとに構成され、Host Integration Server の接続ごとに異なる場合があるため、Host Integration Server ではオプションの接続名を指定することもできます。 これは 8 バイトの ASCII 文字列で、32 バイトのコンピューター名の後に配置されます。 ここでも、文字列を 0 にするか、スペースで埋め込むことができます。 次の例は、CSEXTNID 拡張機能を示しています。

csextnid computername 0000000000000000000000000

接続名を指定しない場合、Host Integration Server はホスト統合サーバー システム用に構成された最初の接続に関する情報を返します。

コンピューター名を指定しない場合、ホスト統合サーバーは、サーバーで特定の既定の DISPLAY 接続が構成されていない限り、既定の DISPLAY コンピューターと接続をランダムに選択します。 これらのパラメーターは、ホスト統合サーバーを使用する場合、SNA マネージャーまたはホスト統合サーバー管理者クライアントで構成できます。 DISPLAY は、動詞を所有するサーバーの接続とコンピューター名を指定したかのように動作します。 既定の LU の使用の詳細については、「ホスト統合サーバーのヘルプ」を参照してください。

ホスト統合サーバーでは、 DISPLAY を使用してアクティブなサーバーの一覧を返すこともできます。 これを行うには、文字列 CSEXTNIDCSLISTND を DISPLAY バッファーに配置し、指定されたパラメーター sna_global_infolu62_infoなどをAP_NOに設定します。 情報は、次の形式で DISPLAY バッファーで返されます。

構文

  
#activenodes            - 2 bytes  
  node_name 1           - 8 bytes  
  box_name 1            - 32 bytes  
  .  
  node_name m  
  box_name m  

注釈

現在のバージョンの Host Integration Server では、 node_name は常に SNASERVR で 、box_name はサーバーのコンピューター名です。