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セッション オブジェクト (OLE DB Provider for DB2)

Session オブジェクトは DataSource オブジェクトによって作成されます。 Session オブジェクトは、1 つ以上の Rowset オブジェクトを作成するために使用されます。

Session オブジェクトの次のインターフェイスは、現在のバージョンの Microsoft OLE DB Provider for DB2 でサポートされています。

  • IDBCreateCommand

  • IDBSchemaRowset

  • IGetDataSource

  • IOpenRowset

  • ISessionProperties

  • ISupportErrorInfo

  • ITransaction

  • ITransactionLocal

  • ITransactionObject

    コンシューマーは、 IDBSchemaRowset メソッドを使用して、その構造を知らなくてもデータ ストアに関する情報を取得できます。 このインターフェイスのメソッドを使用して、高度なスキーマ情報を取得できます。 OLE DB Provider for DB2 は、各スキーマのテーブルを含む一連のスキーマに各 DB2 データベース サーバーを編成します。 これらのスキーマ行セットは、グローバル一意識別子 (GUID) によって識別されます。

    OLE DB Provider for DB2 では、次のスキーマ行セット GUID がサポートされています。

  • DBSCHEMA_COLUMNS

  • DBSCHEMA_INDEXES

  • DBSCHEMA_PRIMARY_KEYS

  • DBSCHEMA_PROCEDURES

  • DBSCHEMA_PROCEDURE_PARAMETERS

  • DBSCHEMA_PROVIDER_TYPES

  • DBSCHEMA_TABLES

    次の表に、OLE DB Provider for DB2 を使用する場合にスキーマ行セットで制限を指定できる GUID と列を示します。 各スキーマ行セットの制限列の数は、OLE DB ヘッダー ファイルのCRESTRICTIONS_でプレフィックスが付いた定数として定義されます。 制限値は、検索パターンとしてではなくリテラルとして扱われます。 たとえば、制限値 "A_C" は "A_C" と一致しますが、"ABC" とは一致しません。

GUID 制限数 制限列
DBSCHEMA_COLUMNS 4 TABLE_CATALOG、TABLE_SCHEMA、TABLE_NAME、COLUMN_NAME
DBSCHEMA_INDEXES 4 TABLE_CATALOG、TABLE_SCHEMA、INDEX_NAME、TABLE_NAME
DBSCHEMA_PRIMARY_KEYS 3 TABLE_CATALOG、TABLE_SCHEMA、TABLE_NAME
DBSCHEMA_PROCEDURES 4 PROCEDURE_CATALOG PROCEDURE_SCHEMA PROCEDURE_NAME PROCEDURE_TYPE
DBSCHEMA_PROCEDURE_PARAMETERS 4 PROCEDURE_CATALOG、PROCEDURE_SCHEMA、PROCEDURE_NAME、PARAMETER_NAME
DBSCHEMA_PROVIDER_TYPES 2 DATA_TYPE、BEST_MATCH
DBSCHEMA_TABLES 4 TABLE_CATALOG、TABLE_SCHEMA、TABLE_NAME、TABLE_TYPE

DBSCHEMA_INDEXES GUID に対する TYPE 制限は、OLE DB Provider for DB2 ではサポートされていないことに注意してください。

z/OS プラットフォーム上の DB2 に接続する場合、DBSCHEMA_PROCEDURE GUID とDBSCHEMA_PROCEDURE_PARAMETERS GUID に関するPROCEDURE_SCHEMA制限はサポートされていません。