データ プロバイダーの概要

Microsoft OLE DB Provider for DB2 (データ・プロバイダー) を使用すると、IBM DB2 データベースをターゲットとする分散アプリケーションを作成できます。 データ プロバイダーは、Microsoft SQL Server データ アクセス アーキテクチャと、分散リレーショナル データベース アーキテクチャ (DRDA) アプリケーション リクエスターとして機能する Microsoft ネットワーク クライアント for DB2 を利用します。 データ プロバイダーにより、コンポーネント オブジェクト モデル (COM) OLE DB のコマンドとデータ型が、DRDA プロトコルのコード ポイントとデータ形式に変換されます。

データ プロバイダーの機能

データ プロバイダーには、次の機能が用意されています。

  • 対話型およびスクリプト可能型のプログラムによるインストール。

  • Windows 32 ビット x86 および 64 ビット x64 オペレーティング システムのサポート。

  • SQL Server、SQL Server Data Tools、および SQL Server PowerPivot との互換性

  • TCP/IP ネットワーク接続を介した DB2 サーバー コンピューターへのアクセス。

  • リモート作業単位トランザクション内での DB2 動的 SQL コマンドの実行。

  • データソース定義の作成、テスト、変更、および保存のためのツール。

  • フローとコマンドを記録して問題をトラブルシューティングするためのトレース ユーティリティ。

  • オンラインのユーザー ドキュメントによるヘルプ。

    データ プロバイダーは、Microsoft SQL Server と SQL Server Data Tools の複数のバージョンで使用するように設計およびテストされています。 データ プロバイダーは、Microsoft Host Integration Server (HIS) のテクノロジに基づいています。 Microsoft HIS の詳細については、「 Microsoft HIS ドキュメント」を参照してください。