次の方法で共有


Microsoft Sustainability Manager でカスタム レポートを作成する

             無料試用版

この記事では、自分の Microsoft Sustainability Manager 環境のカスタム レポートを作成する方法を説明します。 これらの手順では、Power BI を使用してレポートを作成し、Azure Synapse Dataverse を使用してデータを使いやすくパフォーマンスの高い形式で利用できるようにします。

カスタム レポートの作成には以下の手順が含まれます。

前提条件

この記事の支持を完了するには、次の前提条件を満たす必要があります。

  • Microsoft Sustainability Manager
  • Power BI
  • リソースを作成できる Azure サブスクリプション

重要

Microsoft Sustainability Manager、 Power BI、および Azure サブスクリプションはすべて同じテナント内に存在する必要があります。

情報の収集

  1. Power Apps Maker Portal で、左のナビゲーションで Dataverse を選択して、Azure Synapse Link を選びます。

  2. 上部のメニュー バーの 新規リンク を選択します。

  3. お使いの環境は次の場所にあります: の横にリストされているリージョンをメモします。 次の手順でこの情報が必要です。

Azure 環境を準備する

レポートを作成する前に、レポート データを同期するための領域を Azure サブスクリプション内に準備する必要があります。

  1. 新しいブラウザー タブで、Microsoft Azure ポータル に移動します。

  2. 画面上部の検索ボックスに リソース グループ を入力します。 検索結果で、リソース グループ を選択します。 リソース グループ ページで、作成 を選択して、新規リソース グループを作成します。

  3. リソース グループの作成 ページで、次のフィールドに値を入力します。

    フィールド 説明
    サブスクリプション このリソース グループに使用するサブスクリプション。
    リソース グループ リソース グループの名前を入力してください。 この例では、rg-msm-customreports を使用しています。
    リージョン 情報を収集する の手順で取得したリージョンを選択します。 この例では、米国東部 を使用しています。

    リソース グループ ページのスクリーンショット。

  4. 画面の下部にある レビュー + 作成 ボタンを選択します。 Azure が構成を検証した後、ページの下部にある 作成 ボタンを選択して、リソース グループの作成を完了します。

  5. この手順が完了したら、ページ上部の検索ボックスに ストレージ アカウント と入力します。 検索結果で、ストレージ アカウント を選択します。 ストレージ アカウント ページで、作成 を選択して新しいストレージ アカウントを作成します。

  6. ストレージ アカウントの作成 ページで、次のフィールドに値を入力します。

    フィールド 説明
    サブスクリプション 以前に使用したサブスクリプション。
    リソース グループ 作成したリソース グループの名前。
    ストレージ アカウント名 ストレージ アカウントの名前を入力します。 この例では、stmsmcustomreports を使用しています。
    リージョン 前に指定したのと同じリージョン。
    パフォーマンス 既定を受け入れます。
    冗長性 既定を受け入れます。

    ストレージ アカウントの作成ページのスクリーンショット。

  7. ページの下部にある 次へ: 詳細> ボタンを選択します。 詳細 タブで、Data Lake Storage Gen2階層型ネームスペースを有効にする のチェックボックスをオンにします。 ページの下部にある レビュー ボタンを選択します。 Azure が構成を検証した後、ページの下部にある 作成 ボタンを選択して、ストレージ アカウントの作成を完了します。

  8. この手順が完了したら、ページ上部の検索ボックスに Azure Synapse と入力します。 検索結果から、Azure Synapse Analytics を選択します。 Azure Synapse Analytics ページで、作成 を選択して、新しい Synapse ワークスペースを作成します。

  9. Synapse ワークスペースの作成 ページで、次のフィールドに値を入力します。

    フィールド 説明
    サブスクリプション 以前に使用したサブスクリプション。
    リソース グループ 前に作成したリソース グループの名前。
    管理対象リソース グループ 空白のままにします。
    ワークスペース名 Synapse ワークスペースの名前を入力します。 この例では、synmsmcustomreports を使用しています。
    リージョン 前に指定したのと同じリージョン。
    アカウント名 前に作成したストレージ アカウント名を入力します。 この例では、stmsmcustomreports を入力しました。
    ファイルシステム名 新規作成 を選択して、希望の名前を入力します。 この例では、synapse を入力しました。

    Synapse ワークスペースの作成ページのスクリーンショット。

  10. ページの下部にある レビュー + 作成 ボタンを選択します。 Azure が構成を検証した後、作成 を選択します。

Dataverse を Azure Synapse に接続する

  1. 新しいブラウザー タブで、Power Apps Maker Portal に移動します。

  2. 左のナビゲーションの Dataverse で、 Azure Synapse Link を選択します。

  3. 新規リンク を選択します。

  4. 新規リンク ページで、次のフィールドを完了させます。

    フィールド 説明
    サブスクリプション 以前に使用したサブスクリプション。
    リソース グループ 前に作成したリソース グループの名前。
    ストレージ アカウント 前に作成したストレージ アカウントの名前。
  5. Azure Synapse Analytics ワークスペースに接続する チェックボックスをオンにします。

  6. ページの右下にある 次へ ボタンを選択します。

  7. 次のページで、レポートを構築するために使用するすべてのテーブルを選択します。 レポートに必要でない限り、すべてのテーブルを選択する必要はありません。

  8. 保存ボタンを選択します。

  9. Maker Portal が Azure Synapse ワークスペースに接続して同期するまでに数分かかります。 完了したら、楕円を選択し、Azure Synapse Analytics ワークスペースに移動 を選択します。

  10. Azure Portal で、自分のワークスペースに移動します。 データ タブで、データが Microsoft Sustainability Manager から入力されたことがわかります。

Power BI を Azure Synapse ワークスペースに接続する

  1. Power BI デスクトップ アプリを開き、リボンで データの取得 を選択し、ドロップダウンから その他.. を選択します。

  2. オプションから Azure SQL データベース を選択します。

  3. サーバーの詳細を入力し、データ接続モードとして DirectQuery を選択し、OK を選択します。 Analytics ワークスペースに移動し、サーバーレス SQL エンドポイントをコピーします。

  4. レポート内でビジュアルを構築するために使用するクエリのテーブルを選択します。

  5. レポートを準備したら、公開 を選択してワークスペースに公開します。

Microsoft Sustainability Manager の埋め込み Power BI レポート

最初に、ダッシュボードをクローンする必要があります。

  1. Power BI にログインして、左側のナビゲーションから、ワークスペース を選択して、Power BI レポートを作成し、その URL をコピーします。

  2. Power Apps Maker Portal で、ページ右上のドロップダウン リストから環境を選択します。

  3. ホーム ページで下にスクロールして環境のリストを表示し、持続可能性のためのクラウドのプレビュー の隣にある省略記号 ( ...) を選択し、編集 を選択します。

  4. アプリのサイトマップの隣にある編集 (鉛筆) アイコンを選択します。

    サイト マップ編集アイコンのスクリーンショット。

  5. 概要開始するを選択し、上部のメニューで クローン を選択します。

  6. 新しいアイテムのタイトルを カスタム ダッシュボード または Power BI レポートの名前に変更します。

  7. URL フィールドを、前にコピーした Power BI レポートの URL に変更します。

    レポートのクローンのスクリーンショット。

  8. ページ右上にある 保存 を選択します。

  9. 保存が完了したら、公開を選択します。

  10. アプリケーションを最新の情報に更新します。 カスタム ダッシュボードは、左側のナビゲーションの 概要 の下に表示されます。

次に、レポートを Microsoft Sustainability Manager に埋め込みます。

注意

これらの手順は、 Power BI レポートが同じ Power BI テナント Microsoft 365 の共有ワークスペースにすでに存在していることを前提としています。 また、Power BI レポートには少なくとも 1 つのレポートと 1 つのダッシュボードがあることも前提としています。

  1. Power Apps メーカー ポータル で、 ソリューション > 新しいソリューション に移動してソリューションを作成します。 この例では、ソリューションは デモ ソリューション と呼ばれます。

  2. ソリューションを選択して開きます。 ソリューションで、新規 > ダッシュボード > Power BI 埋め込み に移動します。

    ソリューションを開いているスクリーンショット。

  3. 右ペインで、次のフィールドに入力してください

    フィールド 説明
    Power BI レポートまたは Power BI ダッシュボードをを選択します。
    Power BI ワークスペース 共有ワークスペースを選択します。
    Power BI レポート Power BI レポートを選択します。

    保存 を選びます。

    レポートの埋め込みのスクリーンショット。

  4. 同じソリューションで、既存の追加 > アプリ > モデル駆動型アプリ に移動します。 Cloud for Sustainability プレビュー アプリの横にある省略記号を選択し、編集 を選択してから、プレビューで編集 を選択します。。

  5. 左側のナビゲーションで、ナビゲーション > 概要 > 追加 > サブエリア に移動します。

  6. 新規サブエリア ページで、次のフィールドを完了させます。

    フィールド 説明
    接続タイプ ダッシュボードを選択します。
    ダッシュボード デモ Power BI rレポート を選択します。
    タイトル ダッシュボードのタイトルを入力します。
  7. 追加を選択します。

  8. 保存 を選択して、その後モデル駆動型アプリを公開します。

参照