WebApplicationInfo 要素

Office アドインでシングル サインオン (SSO) をサポートします。この要素には、次の両方としてのアドインに関する情報が含まれます。

  • Office クライアント アプリケーションにアクセス許可が必要になる可能性がある OAuth 2.0 リソース
  • Microsoft Graph に対するアクセス許可を必要とする可能性のある OAuth 2.0 クライアント

アドインの種類: 作業ウィンドウ、メール、コンテンツ

次の VersionOverrides スキーマでのみ有効です

  • 作業ウィンドウ 1.0
  • コンテンツ 1.0
  • メール 1.0
  • メール 1.1

詳細については、「 マニフェストでのバージョンのオーバーライド」を参照してください。

次の要件セットに関連付けられています

注:

シングル サインオン API は現在、Word、Excel、Outlook、PowerPoint でサポートされています。 シングル サインオン API の現在のサポート状態に関する詳細は、「Identity API の要件セット」を参照してください。 Outlook アドインを使用している場合は、Microsoft 365 テナントの先進認証を有効にしてください。 これを行う方法については、「Exchange Onlineで Outlook の先進認証を有効または無効にする」を参照してください。

<WebApplicationInfo> は、マニフェストの VersionOverrides 要素の子要素です。

子要素

要素 必須 説明
<Id> はい Azure Active Directory (Azure AD) v2.0 エンドポイントに登録された、アドインの関連サービスのアプリケーション ID
<Resource> はい Azure Active Directory v2.0 エンドポイントに登録されたアドインのアプリケーション ID URI を指定します。
Scope はい Microsoft Graph などのリソースに対してアドインが必要とするアクセス許可を指定します。

WebApplicationInfo の例

<OfficeApp>
...
  <VersionOverrides xmlns="http://schemas.microsoft.com/office/mailappversionoverrides" xsi:type="VersionOverridesV1_0">
    ...
    <WebApplicationInfo>
      <Id>12345678-abcd-1234-efab-123456789abc</Id>
      <Resource>api://contoso.com/12345678-abcd-1234-efab-123456789abc</Resource>
      <Scopes>
        <Scope>Files.Read.All</Scope>
        <Scope>offline_access</Scope>
        <Scope>openid</Scope>
        <Scope>profile</Scope>
      </Scopes>
    </WebApplicationInfo>
  </VersionOverrides>
...
</OfficeApp>