アラートの発生時、アクション グループと警告処理ルールを使用して通知を送信する
アラートの発生時に、Azure Monitor、Azure Service Health、Azure Advisor は、アクション グループを使用して、アラートについてユーザーに通知し、アクションを実行します。 アクション グループは、通知設定と、アラートが発生したときに実行されるアクションのコレクションです。 トリガーされたアラートごとに 1 つ以上のアクションを実行できます。
Azure Monitor では、次のいずれかのアクションを実行できます。
- メールを送信する
- SMS メッセージを送信する
- Azure アプリのプッシュ通知を作成する
- 番号を指定して音声通話を行う
- Azure 関数を呼び出す
- ロジック アプリをトリガーする
- Webhook への通知を送信する
- ITSM チケットを作成する
- Runbook を使用します (VM を再起動する場合、または VM をスケールアップまたはスケールダウンする場合)
アクション グループを作成したら、そのアクション グループを何回でも再利用できます。 たとえば、会社の運用チームにメールを送信するアクションを作成した後、そのアクション グループをすべてのサービス正常性イベントに追加できます。
警告ルールの作成時に、新しいアクション グループを作成するか、既存のアクション グループを警告ルールに追加できます。 既存のアラートを編集して、アクション グループを追加することもできます。
アラート処理ルール
警告処理ルールを使用して、アクション グループを追加または抑制して、発生したアラートの通常の動作をオーバーライドします。 アラート プロセス ルールを使用して、アクション グループ を追加したり、発射されたアラートからアクショングループを削除 (抑制) したりすることができます。 アラート処理ルールは、警告ルールとは異なります。 警告ルールにより、監視対象リソースで条件が満たされたときにアラートがトリガーされます。 警告処理ルールにより、アラートの発生時にアラートを変更します。
警告処理ルールを使用すると、次のことができます。
- 計画メンテナンス期間中に通知を抑制する。
- すべての警告ルールで一貫して設定する必要がなく、よく使うロジックを 1 つのルールで指定することで、大規模に管理を実装する。
- アクション グループをすべてのアラートの種類に追加する。
アラート処理ルールは、単一のリソースからサブスクリプション全体まで、さまざまなリソース スコープに適用できます。 また、それを使って、さまざまなフィルターを適用したり、あらかじめ設定されたスケジュールでルールを機能させることもできます。
警告処理ルールを適用するタイミングを制御できます。 既定では、ルールは常にアクティブですが、このルールを適用するための 1 回限りの期間を選択することも、週単位で繰り返すなど、繰り返しを設定することもできます。