QR コードを使用して Outlook Mobile アプリにサインインする

重要

2021 年 8 月の時点で、このエクスペリエンスは、組織が制御できないため、商用およびエンタープライズ ユーザーに対して無期限に 保留 されています。 これらのコントロールの提供に関連する作業は広範であり、ID チームは引き続きそれらに取り組みます。 この機能は、商用ユーザーとエンタープライズ ユーザー向けにロールバックされました。これは、ユーザーが管理するすべてのさまざまなケースに対して、より多くのセキュリティとカスタマイズを提供したかったからです。

Microsoft 365 管理者は、ユーザーがユーザー名とパスワードを入力しなくても、モバイル デバイスにおいてAndroid 版 Outlook または iOS 版 Outlook アプリにサインインできるようにすることができます。 QR コードをスキャンすることで、ユーザーはセキュリティで保護された認証を行い、Outlook モバイルにサインインできます。

Outlook on the web または他のデスクトップ Outlook アプリケーションでは、モバイル デバイスで Outlook を使用できる旨の通知がユーザーに表示される場合があります。 管理者は、Exchange PowerShell を使用してこれらの通知を管理できます。 ユーザーが自分のモバイル デバイスにアプリをダウンロードするために SMS テキスト メッセージを送信することを選択した場合、コンピューターに QR コードが表示されます。 QR コードをスキャンして、電話またはタブレットで Outlook にログインできるようになります。 この QR コードは有効期限の短いトークンで、1 回のみ使用できます。

通知は、次の条件が満たされた場合にのみ生成されます。

  1. テナントに対して QR コード エクスペリエンスが有効になっていること (このエクスペリエンスは既定で有効になっています)。

  2. ユーザーが Outlook for iOS と Android をまだ使用していません。

  3. 閲覧ウィンドウに空の状態が表示されます (最初のメールを自動で開くオプションは選択しません)。

  4. ユーザーは通知を無視しませんでした。

注:

場合によっては、ユーザーは QR コードを生成するために、自分のコンピューターで再認証する必要があります。

Exchange PowerShell を使用する

この機能は既定で有効になっています。 この機能を無効にするには、次の手順を使用します。

  1. リモート PowerShell による Exchange への接続

  2. PowerShell を使用すると、Outlook モバイル アプリに関するユーザーへの通知を無効にできます。 これにより、QR コードのサインイン フローも表示されなくなります。

    Set-OrganizationConfig -MobileAppEducationEnabled <Boolean>
    

注:

Exchange PowerShell コマンドを使用している場合、変更が反映されるまでに最大 8 時間かかる場合があります。

Standard または Targeted リリース オプションを設定 する (記事)
Set-OrganizationConfig (article)