JScript ADO プログラミング
適用先: Access 2013、Office 2013
ADO プロジェクトの作成
Microsoft JScript では、タイプ ライブラリをサポートしていないので、プロジェクトの ADO を参照する必要はありません。 したがって、コマンド行の完全な確定などの関連付け機能はサポートしていません。 また、JScript において、既定では ADO 列挙定数を定義しません。
ただし、ADO では JScript 用の次の定義を納めた 2 つのインクルード ファイルを用意しています。
サーバー側スクリプトには、Adojavas.inc を使用します。これは、既定で c:\Program Files\Common Files\System\ado\ フォルダーにインストールされます。
クライアント側スクリプトには、Adcjavas.inc を使用します。これは、既定で c:\Program Files\Common Files\System\msdac\ フォルダーにインストールされます。
これらのファイルから定数定義をコピーして ASP ページに貼り付けるか、サーバー側のスクリプトを実行している場合は、Adojavas.inc ファイルを Web サイト上のフォルダーにコピーし、次のように ASP ページから参照できます。
<!--#include File="adojavas.inc"-->
JScript における ADO オブジェクトの作成
CreateObject 関数呼び出しを使用します。
var Rs1;
Rs1 = Server.CreateObject("ADODB.Recordset");
JScript の例
次のコードは、Recordset オブジェクトを開く Active Server Page (ASP) ファイルにおける JScript サーバー側プログラミングの一般的な例です。
<% @LANGUAGE="JScript" %>
<!--#include File="adojavas.inc"-->
<HTML>
<BODY BGCOLOR="White" topmargin="10" leftmargin="10">
<%
var Source = "SELECT * FROM Authors";
var Connect = "Provider=sqloledb;Data Source=srv;" +
"Initial Catalog=Pubs;Integrated Security=SSPI;"
var Rs1 = Server.CreateObject( "ADODB.Recordset.2.5" );
Rs1.Open(Source,Connect,adOpenForwardOnly);
Response.Write("Success!");
%>
</BODY>
</HTML>