次の方法で共有


Microsoft OLE DB Provider for Internet Publishing

適用先: Access 2013、Office 2013

Microsoft OLE DB Provider for Internet Publishing を使用すると、ADO から、Microsoft FrontPage や Microsoft Internet Information Server が提供するリソースにアクセスできます。 このリソースには、HTML ファイルなどの Web ソース ファイルや Windows 2000 の Web フォルダーも含まれます。

接続文字列パラメーター

このプロバイダーに接続するには、ConnectionString プロパティの Provider 引数を次のように設定します。

 
MSDAIPP.DSO 

この値は、Provider プロパティを使用して設定または取得することもできます。

一般的な接続文字列

このプロバイダーの標準的な接続文字列を次に示します。

 
"Provider=MSDAIPP.DSO;Data Source=ResourceURL;User ID=userName;Password=userPassword;" 

または

 
"URL=ResourceURL;User ID=userName;Password=userPassword;" 

この文字列は、次に示すキーワードで構成されています。

Keyword

説明

Provider

OLE DB Provider for Internet Publishing を指定します。

Data Source または URL

Web フォルダーに発行されたファイルまたはディレクトリの URL を指定します。

[ユーザー ID]

ユーザー名を指定します。

Password

ユーザー パスワードを指定します。

接続文字列の "URL=" の ResourceURL 値を無効な値に設定した場合、既定では、Internet Publishing Provider によって有効な値の入力を求めるダイアログ ボックスが表示されます。 これは、アプリケーションの中間層のコンポーネントでは望ましくない動作です。これは、ダイアログ ボックスがクリアされ、クライアントがコンポーネントからの応答を受け取っていないためにフリーズするように見えるまでプログラムの実行を中断するためです。

注:

接続文字列の Provider キーワードまたは Provider プロパティのいずれかで、プロバイダーの値として MSDAIPP.DSO が明示的に指定されている場合、接続文字列で "URL=" を使用できません。 "URL=" を使用すると、エラーが発生します。 代わりに、「 OLE DB Provider for Internet Publishing」に示されているように URL のみを指定します。