ReadyState プロパティ (RDS)
適用先: Access 2013、Office 2013
DataControl オブジェクトがデータを取得して Recordset オブジェクトに格納するときの進行状況を示します。
設定と戻り値
次のいずれかの値を設定または取得します。
値 |
説明 |
---|---|
adcReadyStateLoaded |
現在のクエリが実行中で、行はまだ取得されていません。 DataControl オブジェクトの Recordset は使用できません。 |
adcReadyStateInteractive |
現在のクエリによって取得された最初の行セットが DataControl オブジェクトの Recordset に格納され、使用できます。 残りの行はまだ取得中です。 |
adcReadyStateComplete |
現在のクエリによって取得されたすべての行が DataControl オブジェクトの Recordset に格納され、使用できます。 エラーで処理が中止された場合や、Recordset オブジェクトが初期化されていない場合も、この状態になります。 |
注:
[!メモ] これらの定数を使用するクライアント側の各実行可能ファイルで、使用する定数を宣言する必要があります。 定数の宣言は、C:\Program Files\Common Files\System\MSADC フォルダーにある Adcvbs.inc ファイルからコピーして貼り付けることができます。
注釈
非同期クエリの処理中に ReadyState プロパティの変更を監視するには、 onReadyStateChange イベントを使用します。 この方法は、定期的にプロパティの値を確認するよりも効率的です。
非同期操作中にエラーが発生した場合、 ReadyState プロパティは adcReadyStateComplete に変わり、 State プロパティは adStateExecuting から adStateClosed に変わり、 Recordset オブジェクト の Value プロパティは Nothing のままです。