RunSQL マクロ アクション
適用先: Access 2013、Office 2013
RunSQL アクションを使用すると、Access のアクション クエリを、対応する SQL ステートメントを使用して実行できます。 また、データ定義クエリも実行できます。
注:
このアクションは、データベースが信頼されていない場合には許可されません。
Setting
RunSQL アクションの引数は次のとおりです。
アクションの引数 |
説明 |
---|---|
SQL Statement/SQL ステートメント |
実行するアクション クエリまたはデータ定義クエリに対応する SQL ステートメントを指定します。 このステートメントの最大長は 255 バイトです。 この引数は省略できません。 |
Use Transaction/トランザクションの使用 |
このクエリをトランザクションに含める場合は [ はい] を選択します。 このトランザクションを使用しない場合は [ いいえ] を選択します。 既定値は [ はい] です。 この引数に [いいえ] を選択すると、クエリの実行速度が上がります。 |
注釈
アクション クエリを使用すると、レコードの追加、削除、および更新を実行したり、クエリの結果セットを新しいテーブルとして保存することができます。 データ定義クエリを使用すると、テーブルの作成、変更、および削除とインデックスの作成および削除を実行できます。 RunSQL アクションを使用すると、ストアド クエリを使用せず、このような処理をマクロから直接実行できます。
255 バイトを超える SQL ステートメントを入力する必要がある場合は、Visual Basic for Applications (VBA) モジュールで DoCmd オブジェクトの RunSQL メソッドを使用します。 VBA では、最大 32,768 バイトの SQL ステートメントを入力できます。
Access のクエリは、実際には、クエリ ウィンドウのデザイン グリッドを使用してクエリをデザインするときに作成される SQL ステートメントです。 次の表は、Access のアクション クエリとデータ定義クエリ、およびこれらのクエリに対応する SQL ステートメントを示しています。
クエリの種類 |
SQL ステートメント |
---|---|
操作 |
|
追加 |
INSERT INTO |
削除 |
DELETE |
テーブル作成 |
選択。。。に |
更新 |
UPDATE |
データ定義 (SQL 固有) |
|
テーブルの作成 |
CREATE TABLE |
テーブルの変更 |
ALTER TABLE |
テーブルの削除 |
DROP TABLE |
インデックスの作成 |
CREATE INDEX |
インデックスの削除 |
DROP INDEX |
これらのステートメントと IN 句を組み合わせて使用すると、別のデータベース内のデータを変更することもできます。
注:
[!メモ] 選択クエリまたはクロス集計クエリをマクロから実行するには、 OpenQuery アクションの "View/ビュー" 引数を使用して、既存の選択クエリまたはクロス集計クエリをデータシート ビューで開きます。 また、同様に、既存のアクション クエリおよび SQL 固有のクエリを実行することもできます。