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IIS でのプロセッサごとのスレッドの指定

適用先: Access 2013、Office 2013

インターネット インフォメーション サービス 4.0 以降で RDS を使用する場合、プロセッサごとに作成されるスレッドの数は、Web サーバー上のレジストリを操作することで制御できます。 プロセッサごとのスレッド数は、トラフィックが多い場合や、トラフィックが少なくてもクエリのサイズが大きい場合に、パフォーマンスに影響することがあります。 さまざまな状況を試したうえで、最適な設定値を見つける必要があります。

この設定の既定値を決定または変更する方法は、IIS 4.0 サーバーの構成によって異なります。

MDAC 2.1.2.4202.3 (GA) 以降が IIS サーバーにインストールされている場合、RDS では、ASP スクリプトで使用するのと同じコンポーネント サービス (Windows NT では Microsoft Transaction Services) を使用します。 プロセッサごとのスレッド数の既定値は 10 です。 この既定値を変更するには、サーバー レジストリに次のキーを追加する必要があります。

 
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\InetInfo\Parameters\MaxPoolThreads

MaxPoolThreads は、REG_DWORD です。 MaxPoolThreads は、指定して追加しない限り、レジストリには表示されません。 有効な値の範囲は、5 から推奨最大値の 20 までです。 レジストリ キーで指定した値が PoolThreadLimit キー (同じパスにあります) の値より大きい場合、PoolThreadLimit の値が使用されます。

一方、MDAC 2.1 2.1.1.3711.11 (GA) 以前のバージョンが IIS サーバーにインストールされている場合は、プロセッサごとのスレッド数の既定値は 6 です。 既定値を変更するには、IIS サーバーのレジストリに次のキーを追加する必要があります。

 
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W3SVC\Parameters\ADCThreads

ADCThreads は、REG_DWORD です。 ADCThreads は、指定して追加しない限り、レジストリには表示されません。 有効な値の範囲は、1 から 50 までです。 レジストリ キーで指定した値が 50 より大きい場合は、最大値 (50) が使用されます。