Report.ApplyFilter イベント (Access)
レポートにフィルターが適用されると発生します。
構文
式。ApplyFilter (Cancel, ApplyType)
式Report オブジェクトを表す変数。
パラメーター
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
Cancel | 必須 | 整数型 (Integer) | ApplyFilter イベントを発生させるかどうかを設定します。 引数 Cancel を True に設定すると、 ApplyFilter イベントが取り消されて、レポートにフィルターが適用されません。 |
ApplyType | 必須 | 整数型 (Integer) | 適用されたフィルターの種類を返します。 |
注釈
このイベントが発生したときに、マクロまたはイベント プロシージャを実行するには、" OnApplyFilter /フィルター実行時" プロパティをマクロ名または [イベント プロシージャ] に設定します。
ApplyFilter イベントを使用して、次の処理を行います。
適用されているフィルターが正しいことを確認します。 たとえば、 Orders レポートに適用されるフィルターに OrderDate フィールドを制限する条件が含まれていることを確認できます。 これを行うには、レポートの Filter または ServerFilter プロパティの値を調べて、この条件が WHERE 句式に含まれていることを確認します。
フィルターを適用する前にレポートの表示を変更します。 たとえば、特定のフィルターを適用する場合に、表示されるレコードに必要のないフィールドを非表示または使用不可にします。
Filter イベントが発生したときに実行した操作を元に戻すか変更します。 たとえば、フィルター条件にこれらのコントロールを含めないようにするため、ユーザーがフィルターを作成しているときにレポートの一部のコントロールを無効または非表示にすることができます。 フィルターを適用した後で、これらのコントロールを有効または表示できます。
ApplyFilter イベント プロシージャまたはマクロのアクションは、フィルターが適用または削除される前、または [詳細なフィルター/並べ替え] ウィンドウが閉じられた後、レポートが再表示される前に発生します。 新しく作成したフィルターに入力した条件は、Filter または ServerFilter プロパティの設定として ApplyFilter イベント プロシージャまたはマクロで使用できます。
ApplyFilter イベントは、以下のいずれかの操作を実行したときには発生しません。
マクロ内の ApplyFilter、OpenReport、または ShowAllRecords アクション、または Visual Basic の DoCmd オブジェクトの対応するメソッドを使用して、フィルターを適用または削除します。
"Close/閉じる" アクションまたは DoCmd オブジェクトの Close メソッドを使って、[フィルター/並べ替えの編集] ウィンドウを閉じたとき。
マクロまたは Visual Basic で Filter または ServerFilter プロパティまたは FilterOn プロパティを設定します ( ただし、ApplyFilter イベント プロシージャまたはマクロでこれらのプロパティを設定することはできます)。
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