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Report.FormatCount プロパティ (Access)

レポートの現在のセクションに対して OnFormat プロパティが評価された回数を決定するには、FormatCount プロパティを使用します。 値の取得および設定が可能です。整数型 (Integer) の値を使用します。

構文

FormatCount

Report オブジェクトを表す変数。

注釈

このプロパティは、セクションの OnFormat プロパティ設定で指定されたイベント プロシージャでのみ使用します。

このプロパティは、レポートのデザイン ビューでは使用できません。

カレント セクションに対して " OnFormat /フォーマット時" プロパティの設定が評価されるたびに、 FormatCount プロパティの値が増加します。 次のセクションがフォーマットされるとき、 FormatCount プロパティは 1 にリセットされます。

条件によっては、セクションが 2 回以上フォーマットされることがあります。 たとえば、レポートの詳細セクションの " KeepTogether /同一ページ印刷" プロパティを [Yes/はい] に設定するとします。 この場合、現在の詳細セクションに対して 1 回目のフォーマットが行われ、そのセクションが現在のページに収まるかどうかがチェックされます。 現在のページに収まらない場合は、次のページに移動してから、詳細セクションに対する 2 回目のフォーマットが行われます。 したがって、詳細セクションは印刷される前に 2 回フォーマットされるので、詳細セクションの FormatCount プロパティの値は 2 になります。

FormatCount プロパティを使用して、書式設定に影響を与える操作がセクションに対して 1 回だけ実行されるようにします。

次の例では、FormatCount プロパティが 1 に設定されている場合にのみ DLookup 関数が評価されます。

Private Sub Detail_Format(Cancel As Integer, _ 
 FormatCount As Integer) 
 Const conBold = 700 
 Const conNormal = 400 
 If FormatCount = 1 Then 
 If DLookup("CompanyName", _ 
 "Customers", "CustomerID = Reports!" _ 
 & "[Customer Labels]!CustomerID") _ 
 Like "B*" Then 
 CompanyNameLine.FontWeight = conBold 
 Else 
 CompanyNameLine.FontWeight = conNormal 
 End If 
 End If 
End Sub

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