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Report.InputParameters プロパティ (Access)

InputParameters プロパティを使用して、Microsoft Access プロジェクト (.adp) 内のレコード ソースとして使用する場合に、フォームまたはレポートまたはストアド プロシージャの RecordSource プロパティで SQL ステートメントに渡される入力パラメーターを指定または決定します。 読み取り/書き込みが可能な String です。

構文

Inputparameters

Report オブジェクトを表す変数。

注釈

RecordSource プロパティで使用する場合

"InputParameters/入力パラメーター" プロパティの文字列を "RecordSource/レコードソース" プロパティの SQL ステートメントで使用する場合、以下の構文を使用します。

state char=[Forms]![formname]![StateList], salesyear smallint=[Forms]![formname]![Enter year of interest]

これにより、 state パラメーターが StateList コントロールの現在の値に設定され、ユーザーは salesyear パラメーターの入力を求められます。 このリストにないパラメーターがある場合、割り当てられた既定値を取得します。

クエリは、 InputParameters リストの既定以外のパラメーターごとに 1 つのマーカーで実行する必要があります。

Access の更新または再クエリ コマンド (メニュー、キーボード、またはナビゲーション バーを使用) は、クエリの再実行をトリガーする必要があります。 ユーザーは、標準 の Requery メソッドを呼び出すことによって、コードでこれを行うことができます。 パラメーターの値がフォームのコントロールに連結している場合、再クエリを実行するとコントロールの現在の値が使用されます。 コントロールの値を変更しても、クエリが自動的に再実行されることはありません。

ストアド プロシージャで使用する場合

ストアド プロシージャで使用される InputParameters プロパティ文字列の例では、次の構文を使用します。

@state char=[Forms]![formname]![StateList], @salesyear smallint=[Forms]![formname]![Enter year of interest]

これにより、パラメーターが @stateStateList コントロールの現在の値に設定され、ユーザーはパラメーターの入力を @salesyear 求められます。 この一覧に含まれていないストアド プロシージャに他のパラメーターがある場合は、既定値が割り当てられます。

ストアド プロシージャは、{call } 構文を含むコマンド文字列と 、InputParameters リスト内の既定以外のパラメーターごとに 1 つのマーカーを使用して実行する必要があります。

Access の更新または再クエリ コマンド (メニュー、キーボード、またはナビゲーション バーを使用) は、ストアド プロシージャの再実行をトリガーする必要があります。 ユーザーは、標準 の Requery メソッドを呼び出すことによって、コードでこれを行うことができます。 パラメーターの値がフォームのコントロールに連結している場合、再クエリを実行するとコントロールの現在の値が使用されます。 コントロールの値を変更しても、ストアド プロシージャが自動的に再実行されることはありません。

ストアド プロシージャにパラメーターがある場合、フォームのレコード ソースとしてストアド プロシージャを最初に選択したとき、このビルダーが表示されます。 InputParameters 文字列が新規作成された後は、この文字列を変更するためのビルダーとして、同じダイアログ ボックスが使用されます。 ただし、この場合、パラメーターの一覧は、文字列に既に存在するものから取得されます。

パラメーター値は、ActiveX データ オブジェクトの (ADO) Command オブジェクトと Parameter オブジェクトを使用して、コード内で設定することもできます。 結果が結果セットを返す場合は、フォームの Recordset プロパティを設定することで、フォームをそのセットにバインドできます。 ADO コーディングは、アクション クエリ、出力パラメーターを返すプロシージャ、複数の結果セットを返すストアド プロシージャなど、結果セットを返さないストアド プロシージャを処理する唯一の方法です。

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