Report.KeyPreview プロパティ (Access)
KeyPreview プロパティを使用して、コントロールのキーボード イベント プロシージャの前にレポート レベルのキーボード イベント プロシージャを呼び出すかどうかを指定します。 読み取り/書き込みが可能な Boolean です。
構文
式。KeyPreview
式Report オブジェクトを表す変数。
注釈
"KeyPreview/キーボードイベント取得" プロパティの設定値は次のとおりです。
Setting | Visual Basic | 説明 |
---|---|---|
はい | True | まず、レポートがキーボード イベントを受け取り、次に、アクティブなコントロールがキーボード イベントを受け取ります。 |
いいえ | False | アクティブなコントロールだけがキーボード コントロールを受け取ります。(既定値) |
" KeyPreview /キーボードイベント取得" プロパティ" プロパティは、どのビューでも設定できます。
KeyPreview プロパティを使用して、レポートのキーボード処理プロシージャを作成します。 たとえば、アプリケーションでファンクション キーを使用する場合、"KeyPreview/キーボードイベント取得" プロパティを True に設定すると、キーストローク イベントを受け取るコントロールごとにコードを作成する代わりに、レポート レベルでキーストロールを処理することができます。
レポート レベルでのみキーボード イベントを処理し、コントロールではキーボード イベントを受け取らないようにするには、レポートの KeyPress イベント プロシージャで引数 KeyAscii を 0 に設定し、かつ、レポートの KeyDown イベント プロシージャおよび KeyUp イベント プロシージャで引数 KeyCode を 0 に設定します。
レポートにコントロールが表示されていない場合、または有効なコントロールがない場合、レポートは自動的にすべてのキーボード イベントを受け取ります。
例
次の例では、レポートの Load イベント プロシージャで "KeyPreview/キーボードイベント取得" プロパティを True に設定します。 これによって、まず、レポートがキーボード イベントを受け取り、次に、コントロールがキーボード イベントを受け取ります。 レポートの KeyDown イベント プロシージャでは、引数 KeyCode の値によって、F2 キー、F3 キー、または F4 キーが押されたかどうかが判断されます。
Private Sub Report_Load()
Me.KeyPreview = True
End Sub
Private Sub Report_KeyDown(KeyCode As Integer, Shift As Integer)
Select Case KeyCode
Case vbKeyF2
' Process F2 key events.
Case vbKeyF3
' Process F3 key events.
Case vbKeyF4
' Process F4 key events.
Case Else
End Select
End Sub
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