Report.OnCurrent プロパティ (Access)
レポートの OnCurrent プロパティの値を設定または返します。 読み取り/書き込みが可能な String です。
構文
式。OnCurrent
式Report オブジェクトを表す変数。
注釈
特定のレポートを開くたびにプロシージャを自動的に実行する場合は、フォームの OnCurrent プロパティを [イベント プロシージャ] に設定し、 Private Sub Report_Current()と呼ばれるプロシージャが自動的にスタブされます。
OnCurrent プロパティを使用すると、プログラムによってフォームの OnCurrent プロパティの値を決定したり、プログラムによってフォームの OnCurrent プロパティを設定することができます。
注:
現在のイベントは、レポートを実行 (開く) ときに発生します。
UI でフォームの OnCurrent プロパティを設定すると、[ビルダーの選択] ウィンドウで選択した内容に基づいて値が取得されます。この値は、レポートのプロパティ ウィンドウの [現在の状態] ボックスの横にある [...] ボタンを選択すると表示されます。
[式ビルダー] を選択した場合、値は =expression になり、 expression は [式ビルダー] ウィンドウの式になります。
[マクロ ビルダー] を選択した場合、値はマクロの名前になります。
[コード ビルダー] を選択した場合、値は [イベント プロシージャ] になります。
例
次のコード例は、レポートの OnCurrent プロパティを設定する方法を示しています。
Private Sub Report_Load()
Me.OnCurrent = "[Event Procedure]"
End Sub
イベント プロシージャ Report_Current() が自動的と呼ばれる 現在 のイベントが発生した場合。 この手順では、レポートの 2 つのテキスト ボックスの値を収集し、処理のために別のプロシージャに送信します。
Private Sub Report_Current()
' Declare variables to store price and available credit.
Dim curPrice As Currency
Dim curCreditAvail As Currency
' Assign variables from current values in text boxes on the Report.
curPrice = txtValue1
curCreditAvail = txtValue2
' Call VerifyCreditAvail procedure.
VerifyCreditAvail curPrice, curCreditAvail
End Sub
次の例に渡される 2 つの値だけで処理します。
Sub VerifyCreditAvail(curTotalPrice As Currency, curAvailCredit As Currency)
' Inform the user if there is not enough credit available for the purchase.
If curTotalPrice > curAvailCredit Then
MsgBox "You don't have enough credit available for this purchase."
End If
End Sub
サポートとフィードバック
Office VBA またはこの説明書に関するご質問やフィードバックがありますか? サポートの受け方およびフィードバックをお寄せいただく方法のガイダンスについては、Office VBA のサポートおよびフィードバックを参照してください。