Report.Page イベント (Access)

Page イベントは、レポートのページが印刷のためにフォーマットされた後、印刷される前に発生します。 このイベントを使用して、ページの周囲に罫線を描画するか、ページに他のグラフィック要素を追加します。

構文

式。ページ

式Report オブジェクトを表す変数。

戻り値

なし

解説

このイベントが発生したときにマクロまたはイベント プロシージャを実行するには、OnPage プロパティに、マクロ名または "Event Procedure/イベント プロシージャ" を設定しておきます。

このイベントは、レポートですべての Format イベントが発生し、ページですべての Print イベントが発生してから、実際にページが印刷されるまでの間に発生します。

ページのグラフィックスは、通常、Page イベント プロシージャで Line、Circle、または PSet メソッドを使って作成します。

NoData イベントは、レポートの最初の Page イベントの前に発生します。

例

次の使用例では、Line メソッドを使って、レポート ページの周囲に四角形を描画します。 既定では、ScaleWidth プロパティと ScaleHeight プロパティによって、レポートの内側の幅と高さが返されます。

Private Sub Report_Page() 
    Me.Line(0, 0)-(Me.ScaleWidth, Me.ScaleHeight), , B 
End Sub

次の例は、Page イベントを使用して、印刷前にウォーターマークをレポートに追加する方法を示します。

Private Sub Report_Page()
    Dim strWatermarkText As String
    Dim sizeHor As Single
    Dim sizeVer As Single

#If RUN_PAGE_EVENT = True Then
    With Me
        '// Print page border
        Me.Line (0, 0)-(.ScaleWidth - 1, .ScaleHeight - 1), vbBlack, B
    
        '// Print watermark
        strWatermarkText = "Confidential"
        
        .ScaleMode = 3
        .FontName = "Segoe UI"
        .FontSize = 48
        .ForeColor = RGB(255, 0, 0)

        '// Calculate text metrics
        sizeHor = .TextWidth(strWatermarkText)
        sizeVer = .TextHeight(strWatermarkText)
        
        '// Set the print location
        .CurrentX = (.ScaleWidth / 2) - (sizeHor / 2)
        .CurrentY = (.ScaleHeight / 2) - (sizeVer / 2)
    
        '// Print the watermark
        .Print strWatermarkText
    End With
#End If

End Sub

サポートとフィードバック

Office VBA またはこの説明書に関するご質問やフィードバックがありますか？ サポートの受け方およびフィードバックをお寄せいただく方法のガイダンスについては、Office VBA のサポートおよびフィードバックを参照してください。