PivotCache.ADOConnection プロパティ (Excel)
ピボットテーブル キャッシュが OLE DB データ ソースに接続している場合は、ADO Connection オブジェクトを返します。 ADOConnection プロパティは、Microsoft Excel の接続をデータ プロバイダーに公開して、Excel が ADO (リレーショナル ソース) または ADO MD (OLAP ソース) で使用するのと同じセッションのコンテキスト内でユーザーがコードを記述できるようにします。 値の取得のみ可能です。
構文
式。ADOConnection
式PivotCache オブジェクトを表す変数。
注釈
ADOConnection プロパティは、OLE DB データ ソースを使用するセッションでのみ使用できます。 ADO セッションがない場合、クエリを行うと実行時エラーになります。
ADOConnection プロパティは、ADO に対する OLE DB ベースのキャッシュで使用できます。 ADO Connection オブジェクトは、ADO MD で使用して、キャッシュの元になる OLAP キューブに関する情報を見つけることができます。
例
次の使用例は、 ADO DB Connection オブジェクトをピボットテーブル キャッシュの ADOConnection プロパティに設定します。 次の使用例では、アクティブ ワークシートにピボットテーブル レポートがあるものとします。
Sub UseADOConnection()
Dim ptOne As PivotTable
Dim cmdOne As New ADODB.Command
Dim cfOne As CubeField
Set ptOne = Sheet1.PivotTables(1)
ptOne.PivotCache.MaintainConnection = True
Set cmdOne.ActiveConnection = ptOne.PivotCache.ADOConnection
ptOne.PivotCache.MakeConnection
' Create a set.
cmdOne.CommandText = "Create Set [Warehouse].[My Set] as '{[Product].[All Products].Children}'"
cmdOne.CommandType = adCmdUnknown
cmdOne.Execute
' Add a set to the CubeField.
Set cfOne = ptOne.CubeFields.AddSet("My Set", "My Set")
End Sub
次の使用例は、集計メンバーを追加します。アクティブ ワークシートにピボットテーブル レポートがあるものとします。
Sub AddMember()
Dim cmd As New ADODB.Command
If Not ActiveSheet.PivotTables(1).PivotCache.IsConnected Then
ActiveSheet.PivotTables(1).PivotCache.MakeConnection
End If
Set cmd.ActiveConnection = ActiveSheet.PivotTables(1).PivotCache.ADOConnection
' Add a calculated member.
cmd.CommandText = "CREATE MEMBER [Warehouse].[Product].[All Products].[Drink and Non-Consumable] AS '[Product].[All Products].[Drink] + [Product].[All Products].[Non-Consumable]'"
cmd.CommandType = adCmdUnknown
cmd.Execute
ActiveSheet.PivotTables(1).PivotCache.Refresh
End Sub
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