Range.Address プロパティ (Excel)
コード記述時の言語で参照範囲を表す文字列型 (String) の値を返します。
構文
expression.Address (RowAbsolute, ColumnAbsolute, ReferenceStyle, External, RelativeTo)
expression は Range オブジェクトを表す変数です。
パラメーター
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
RowAbsolute | Optional | Variant | 行部分の参照を絶対参照として返すには、 True を指定します。 既定値は True です。 |
ColumnAbsolute | Optional | Variant | 列部分の参照を絶対参照として返すには、 True を指定します。 既定値は True です。 |
ReferenceStyle | 省略可能 | XlReferenceStyle | 参照形式を指定します。 既定値は xlA1 です。 |
外部 | Optional | Variant | 外部参照を返すには、 True を指定します。 ローカル参照を返すには、 False を指定します。 既定値は False です。 |
RelativeTo | Optional | Variant | RowAbsolute および ColumnAbsolute が False であるときに、ReferenceStyle が xlR1C1 である場合は、相対参照の開始点を含める必要があります。 この引数は開始点を定義する Range オブジェクトです。 注: Excel VBA 7.1 を使用したテストでは、明示的な開始点が必須ではないことが示されます。 $A$1 の既定の参照があるようです。 |
解説
参照に複数のセルが含まれている場合は、引数 RowAbsolute と引数 ColumnAbsolute はすべての行と列に適用されます。
例
次の使用例は、シート 1 の同じセル アドレスを 4 つの異なる方法で表します。 コード中のコメントは、メッセージで表示されるアドレスを示しています。
Set mc = Worksheets("Sheet1").Cells(1, 1)
MsgBox mc.Address() ' $A$1
MsgBox mc.Address(RowAbsolute:=False) ' $A1
MsgBox mc.Address(ReferenceStyle:=xlR1C1) ' R1C1
MsgBox mc.Address(ReferenceStyle:=xlR1C1, _
RowAbsolute:=False, _
ColumnAbsolute:=False, _
RelativeTo:=Worksheets(1).Cells(3, 3)) ' R[-2]C[-2]
サポートとフィードバック
Office VBA またはこの説明書に関するご質問やフィードバックがありますか? サポートの受け方およびフィードバックをお寄せいただく方法のガイダンスについては、Office VBA のサポートおよびフィードバックを参照してください。