Range.Insert メソッド (Excel)
ワークシートまたはマクロ シートの指定された範囲に、空白のセルまたはセル範囲を挿入します。指定された範囲にあったセルはシフトされます。
構文
式。挿入 (Shift、 CopyOrigin)
expression は Range オブジェクトを表す変数です。
パラメーター
名前 | 必須 / オプション | データ型 | 説明 |
---|---|---|---|
Shift | 省略可能 | バリアント型 (Variant) | セルをシフトする方向を指定します。 xlShiftToRight または xlShiftDown のいずれかの XlInsertShiftDirection 定数を指定できます。 この引数を省略すると、セル範囲の形に応じてシフト方向が自動的に決定されます。 |
CopyOrigin | 省略可能 | バリアント型 | コピー元。つまり、挿入されたセルの形式をコピーする場所です。 XlInsertFormatOrigin クラスの定数は、xlFormatFromLeftOrAbove (既定値) または xlFormatFromRightOrBelow のいずれかです。 |
戻り値
バリアント型
注釈
Excel でセルを対話的に挿入する場合の書式のクリアに相当する CopyOrigin の値はありません。 これを実現するには、 ClearFormats メソッドを 使用します。
With Range("B2:E5")
.Insert xlShiftDown
.ClearFormats
End With
例
次の使用例は、行 2 の上に行を挿入し、ヘッダー行ではなく、下の行 (行 3) から形式をコピーします。
Range("2:2").Insert CopyOrigin:=xlFormatFromRightOrBelow
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