WorksheetFunction.Index メソッド (Excel)

テーブルまたは範囲内の値や、値への参照を返します。 Index 関数には、配列フォームと参照フォームの 2 つの形式があります。

構文

Index (Arg1Arg2Arg3Arg4)

: WorksheetFunction オブジェクトを表す変数。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
Arg1 必須 Variant (バリアント型) 配列または参照 - セル範囲または配列定数を指定します。 参照形式の場合は、1 つまたは複数のセルへの参照を指定します。
Arg2 必須 倍精度浮動小数点型 (Double) 行番号 - 値を返す配列の行を選択します。 行番号を省略する場合は、列番号が必要になります。 参照の場合、参照を返す参照内の行の番号。
Arg3 省略可能 Variant (バリアント型) 列番号 - 値を返す配列の列を選択します。 列番号を省略する場合は、行番号が必要になります。 参照形式の場合は、参照を返す参照の列の番号を選択します。
Arg4 省略可能 Variant (バリアント型) 領域番号 - 参照を返す場合にのみ使用します。 行番号と列番号の共通部分を返す参照の範囲を選択します。 最初に選択または入力された領域の番号は 1 となり、2 番目の領域は 2、3 番目の領域は 3 というように続きます。 area_numを省略した場合、 Index では領域 1 が使用されます。

戻り値

Variant

解説

配列形式

行番号と列番号で指定されるテーブルまたは配列の要素の値を返します。

Index の最初の引数が配列定数の場合は、配列フォームを使用します。

row_num引数とcolumn_num引数の両方を使用する場合、 Index は、row_numとcolumn_numの積集合にあるセル内の値を返します。

row_num または column_num を 0 (ゼロ) に設定した場合、 Index は列または行全体の値の配列をそれぞれ返します。 配列として返される値を使用するには、行のセルの水平方向の範囲と列のセルの垂直方向の範囲に、配列数式として Index 関数を入力します。 配列数式を入力するには、Ctrl キーを押しながら Shift キーを押しながら Enter キーを押します。

Row_numとcolumn_numは配列内のセルを指す必要があります。それ以外の場合、 Index は#REFを返します。 返されます。

参照形式

特定の行と列の共通部分にあるセルの参照を返します。 参照が、連続していない選択範囲で構成されている場合は、選択範囲を指定して調べることができます。 参照の中の各領域に行または列が 1 つしか含まれていない場合は、行番号または列番号の引数はそれぞれ省略することができます。 たとえば、1 つの行参照の場合は、INDEX(reference,column_num) を使用します。

参照と領域番号によって特定の範囲が選択された後、行番号と列番号によって特定のセルが選択されます。行番号 1 が範囲内の最初の行、列番号 1 が最初の列というように続きます。 Index によって返される参照は、row_numとcolumn_numの積集合です。

row_numまたはcolumn_numを 0 (ゼロ) に設定した場合、 Index は列または行全体の参照をそれぞれ返します。

Row_num、column_num、およびarea_numは、参照内のセルを指す必要があります。それ以外の場合、 Index は#REFを返します。 が返されます。 row_numとcolumn_numを省略した場合、 Index は、area_numで指定された参照内の領域を返します。

Index 関数の結果は参照であり、他の数式によってそのように解釈されます。 数式によっては、 Index の戻り値を参照または値として使用できます。 たとえば、数式 CELL("width",INDEX(A1:B2,1,2)) は と CELL("width",B1)同じです。 CELL 関数は、セル参照として Index の戻り値を使用します。 一方、 などの 2*INDEX(A1:B2,1,2) 数式は、 Index の戻り値をセル B1 の数値に変換します。

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