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InvisibleApp.VBE プロパティ (Visio)

Microsoft Visual Basic for Applications (VBA) で公開されているオブジェクト モデルのルート オブジェクトを取得します。 このプロパティを使用すると、現在開いている Microsoft Visio 図面に関連付けられた VBA プロジェクトにアクセスして操作することができます。 読み取り専用です。

構文

Vbe

InvisibleApp オブジェクトを表す変数。

戻り値

Object

注釈

Vbe プロパティによって返されるオブジェクトに関する情報を取得するには、次の手順に従います。

Vbe プロパティが返すオブジェクトについての情報を取得するには

  1. [開発] タブの [コード] グループで、[Visual Basic] をクリックします。

  2. Visual Basic Editor の [ツール] メニューの [参照設定] をクリックします。

  3. [参照設定] ダイアログ ボックスで [Microsoft Visual Basic for Applications Extensibility 5.3] をオンにして、[OK] をクリックします。

  4. [表示] メニューの [オブジェクト ブラウザー] をクリックします。

  5. [ プロジェクト/ライブラリ ] の一覧で、 VBIDE タイプ ライブラリを選択します。

  6. [クラス] ボックスに、[VBE] という名前のクラスが表示されていることを確認します。

Visio 2002 以降では、セキュリティが設定された環境で実行する場合、システム管理者によって VBA オブジェクト モデルへのアクセスがブロックされていると、Vbe プロパティでは例外が発生します。 このようなアクセスを有効にするためのユーザー インターフェイスやプログラムはなく、システム管理者がグループ ポリシーを設定してアクセスを有効 (または無効) にする必要があります。 これにより、共有しているテンプレートの Visual Basic プロジェクトにアクセスしてウイルス コードを埋め込むことによるウイルスの感染からシステムを保護できます。

次の VBA マクロは、Vbe プロパティを使用して、Visio のインスタンスで開いている VBA プロジェクトの数を調べる方法を示しています。

このコードを実行する前に、[セキュリティ センター] ダイアログ ボックスの [マクロ設定] ページの [開発者マクロ設定] で [VBA プロジェクト オブジェクト モデルへのアクセスを信頼する] チェック ボックスがオンになっていることを確認します ([ファイル] タブをクリックし、[オプション]、[セキュリティ センター]、[セキュリティ センターの設定] の順にクリックします)。

 
Public Sub Vbe_Example() 
 
     Dim vbideVBE As VBIDE.VBE 
 
     Set vbideVBE = Visio.Application.Vbe 
     Debug.Print vbideVBE.VBProjects.Count 
 
End Sub

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