Range.PasteSpecial メソッド (Word)

クリップボードの内容を挿入します。 .

構文

PasteSpecial (IconIndexLinkPlacementDisplayAsIconDataTypeIconFileNameIconLabel)

expression 必須です。 Range オブジェクトを表す変数を指定します。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
IconIndex 省略可能 Variant (バリアント型) DisplayAsIcon が True の場合、この引数は、引数 IconFilename で指定したプログラム ファイルで使用するアイコンに対応する数値です。 アイコン アイコンの変更] ダイアログ ボックスに表示されます: 0 (ゼロ) は、最初のアイコンに対応して、1 は 2 番目のアイコンというように対応します。 この引数を省略すると、最初の (既定) のアイコンが使用されます。
Link 省略可能 バリアント型 (Variant) True クリップボード内容のソース ファイルへのリンクを作成します。 既定値は、 false を指定 します。
Placement 省略可能 バリアント型 (Variant) WdOLEPlacement 定数は、次のいずれかをすることができます: wdFloatOverText または wdInLine です。 既定値は wdInLine です。
DisplayAsIcon 省略可能 バリアント型 (Variant) のリンクをアイコンとして表示します。 既定値は、 false を指定 します。
DataType 省略可能 バリアント型 (Variant) クリップボードの内容を文書に挿入するときの形式です。 WdPasteDataType 定数をすることができます。
IconFileName 省略可能 バリアント型 (Variant) DisplayAsIcon が True の場合、この引数は、表示するアイコンが格納されるファイルのパスとファイル名です。
IconLabel 省略可能 バリアント型 (Variant) DisplayAsIcon が True の場合、この引数は、アイコンの下に表示されるテキストです。

次の使用例は、クリップボードの内容を書式なしの文字列としてカーソル位置に挿入します。

Selection.Collapse Direction:=wdCollapseStart 
Selection.Range.PasteSpecial DataType:=wdPasteText

次の使用例は、選択された文字列をコピーし、ハイパーリンクとして新しい文書に貼り付けます。 この使用例が正しく動作するためには、あらかじめリンク元の文書を保存しておく必要があります。

If Selection.Type = wdSelectionNormal Then 
 Selection.Copy 
 Documents.Add.Content.PasteSpecial Link:=True, _ 
 DataType:=wdPasteHyperlink 
End If

関連項目

Range オブジェクト

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