Microsoft Forms での ByVal の参照渡し

Microsoft Formsの ByVal キーワードは、引数が値として渡されることを示します。これは Visual Basic の ByVal の標準的な意味です。 ただし、Microsoft Formsでは、ReturnBooleanReturnEffectReturnInteger、または ReturnString オブジェクトで ByVal を使用できます。 この場合、渡される値は単純なデータ型ではありません。オブジェクトへのポインターです。

これらのオブジェクトで使用した場合、ByVal はパラメーターを渡す方法ではなく、そのオブジェクトを参照するものです。 前述の各オブジェクトには 、設定できる Value プロパティがあります。 その値を関数の内部および外部に渡すこともできます。 オブジェクトのメンバーの値は変更できるので、たとえイベントの構文でパラメーターが ByVal であることを示していても、イベントは ByRef の動作と整合性のある結果を生成します。

ReturnBooleanReturnEffectReturnInteger、または ReturnString に関連付けられている引数に値を割り当てることは、他の引数の値の設定と変わる必要はありません。 たとえば、イベント構文で ReturnBoolean オブジェクトで Cancel 引数が使用されていることを示す場合、ステートメントは他のデータ型と同様に有効です。

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