MIRR 関数

一連の定期的なキャッシュ フロー (支払と受取) に対する修正内部利益率を指定する Double を返します。

構文

MIRR(values( ), finance_rate, reinvest_rate)

MIRR 関数には、次の名前付き引数があります。

指定項目	説明
values( )	必須です。 キャッシュ フロー値を指定する Double の配列です。 この配列には、負の値 (支払) と正の値 (受取) が少なくとも 1 つずつ含まれている必要があります。
finance_rate	必須。 融資コストとして支払われる利率を指定する Double です。
reinvest_rate	必須。 現金の再投資に対する受取利率を指定する Double です。

解説

修正内部利益率とは、支払と受取を異なる利率で融資する場合の内部利益率です。 MIRR 関数では、投資コスト (finance_rate) と現金再投資時に受け取った金利 (reinvest_rate) の両方が考慮されます。

finance_rate引数とreinvest_rate引数は、10 進値として表されるパーセンテージです。 たとえば、12% は 0.12 と表されます。

MIRR 関数では、配列内の値の順序は支払と受取の順序として解釈されます。 支払と受取を入力する際は、その順序に注意してください。

例

次の例では、MIRR 関数を使用して、配列 Values() に含まれる一連のキャッシュ フローの修正内部利益率を返します。 LoanAPR は借入利率を表し、InvAPR は再投資で受け取った利率を表します。

Dim LoanAPR, InvAPR, Fmt, RetRate, Msg
Static Values(5) As Double    ' Set up array.
LoanAPR = .1    ' Loan rate.
InvAPR = .12    ' Reinvestment rate.
Fmt = "#0.00"    ' Define money format.
Values(0) = -70000    ' Business start-up costs.
' Positive cash flows reflecting income for four successive years.
Values(1) = 22000 : Values(2) = 25000
Values(3) = 28000 : Values(4) = 31000
RetRate = MIRR(Values(), LoanAPR, InvAPR)    ' Calculate internal rate.
Msg = "The modified internal rate of return for these five cash flows is"
Msg = Msg & Format(Abs(RetRate) * 100, Fmt) & "%."
MsgBox Msg    ' Display internal return rate.
        

関連項目

• 関数 (Visual Basic for Applications)

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