フォーム領域に名前を付ける
目的に応じて、フォーム領域の識別子を指定する方法は複数あります。 必須の識別子は 1 つだけです。これは、フォーム領域を Windows レジストリに登録するときにフォーム領域マニフェスト XML ファイルに関連付ける名前です。 必要に応じて、フォーム領域 XML スキーマの 名前、 タイトル、 formRegionName 要素を使用して、他の識別子を指定できます。
Windows レジストリに識別子を指定するには
- Windows レジストリの現在のユーザー キーで、フォーム領域が作成されるメッセージ クラスのキーを作成します (そのキーが存在しない場合)。
- 文字列型 (String) の値を指定します。
- キーの名前としてフォーム領域の識別子を指定します。
- フォーム領域マニフェスト XML ファイルの完全パス名をキーのデータとして指定します。
詳細については、「Windows レジストリでフォーム領域を指定する」を参照してください。
省略可能: name 要素を使用して内部識別子を指定するには
- フォーム領域マニフェスト XML ファイルで、フォーム領域の文字列識別子を name 要素の値として指定します。 name 要素の値は、このフォーム領域を識別するために Outlook および任意のフォーム領域アドインで使用される内部名です。 次の例では、フォーム領域の内部識別子として TestFormRegion を指定します。
<name>TestFormRegion</name>
フォーム領域マニフェスト XML ファイルに name 要素が指定されていない場合、Windows レジストリで指定された識別子が内部名として使用されます。
省略可能: title 要素を使用して表示名を指定するには
- フォーム領域マニフェスト XML ファイルで、フォーム領域の文字列識別子を title 要素の値として指定します。 title 要素の値は、既定のロケールのフォーム領域の表示名です。 フォーム領域が置換またはすべて置換フォーム領域の場合は、[アクション] メニューと [フォームの選択] ダイアログ ボックスでタイトルの値が使用されます。 この値は、地域の設定とフォーム領域のローカライズ マニフェストに従って、ロケール固有の値でオーバーライドできます。 次の例では、フォーム領域の表示名としてサンプル フォーム領域を指定します。
<title>Sample Form Region</title>
一般に、 title 要素の値は省略可能です。 フォーム領域マニフェスト XML ファイルで title 要素が指定されていない場合、 formRegionName の値が定義されている場合は、表示名として使用されます。 formRegionName の値が指定されていない場合は、内部名が使用されます。 例外は、 非表示 属性が false である置換または replace-all フォーム領域の場合です。 この場合、タイトル要素が設定されていない場合、[ アクション ] メニュー、[ フォームの選択 ] ダイアログ、および [ デザイン フォーム ] ダイアログにはフォーム領域は表示されません。
省略可能: formRegionName 要素を使用してフォーム領域識別子を指定するには
- フォーム領域マニフェスト XML ファイルで、フォーム領域の文字列識別子を formRegionName 要素の値として指定します。 formRegionName 要素の値は、既定のロケールのリボンの [表示] グループ内のフォーム領域を識別します。 フォーム領域が隣接するフォーム領域の場合、前のフォーム部分および隣接するフォーム領域の先頭を区切るヘッダーでもこの値が使用されます。 この値は、地域の設定とフォーム領域のローカライズ マニフェストに従って、ロケール固有の値でオーバーライドできます。 次の例では、別のフォーム領域のフォーム領域識別子として追加情報を指定します。
<formRegionName>Additional Information</formRegionName>
formRegionName 要素がフォーム領域マニフェスト XML ファイルに指定されていない場合は、title の値が定義されている場合に使用されます。 title に値が指定されていない場合は、内部名が使用されます。
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