Outlook 2013 の MSIComponentID レジストリ値が正しくないときに発生する既定のメール クライアントが設定されていないエラー

元の KB 番号: 2991457

現象

次のような状況を想定します。 ユーザーが、Outlook 2013 を既定のメール クライアントに設定して Office 2013 を実行している:

  • Microsoft Word で、ユーザーがメールでドキュメントを添付ファイルとして共有しようとするか、ユーザーが差し込み印刷を実行しようとすると、次のエラーが表示されます。

    既定のメール クライアントが設定されていないか、または現在使用されているメール クライアントがメッセージングの要求を実行することができません。 Microsoft Outlook を実行して、既定のメール クライアントとして設定してください。

    MAPI で「特定できないエラー」が発生したため、Word がメールを送信できませんでした。

  • Microsoft PowerPoint で、ユーザーが、メールでプレゼンテーションを添付ファイルとして共有しようとすると、次のエラーが表示されます。

    既定のメール クライアントが設定されていないか、または現在使用されているメール クライアントがメッセージングの要求を実行することができません。 Microsoft Outlook を実行して、既定のメール クライアントとして設定してください。

    メール システムでエラーが発生し、このアクションを完了できませんでした。

  • Microsoft Excel で、ユーザーがメールでスプレッドシートを添付ファイルとして共有しようすると、次のエラーが表示されます。

    既定のメール クライアントが設定されていないか、または現在使用されているメール クライアントがメッセージングの要求を実行することができません。 Microsoft Outlook を実行して、既定のメール クライアントとして設定してください。

    メールでエラーが発生しました。 Microsoft Excel をいったん終了し、メール システムを再起動してから、もう一度実行してください。

  • エクスプローラーで、ユーザーがメール受信者にファイルを送信しようとすると、次のエラーが表示されます。

    既定のメール クライアントが設定されていないか、または現在使用されているメール クライアントがメッセージングの要求を実行することができません。 Microsoft Outlook を実行して、既定のメール クライアントとして設定してください。

原因

この問題は、 MSIComponentID が Outlook 2013 の不適切な GUID に設定されているために発生します。 Outlook 2013 の正しい GUID は {6DB1921F-8B40-4406-A18B-E906DBEEF0C9} です。

解決方法

Microsoft Office を修復することで、この問題が解決されます。 Microsoft Office を修復するには、以下の手順を実行します。

  1. コントロール パネルを開きます。

    Windows 8 および Windows 8.1

    Windows ロゴ キーを選択し、[スタート] 画面で「コントロール パネル」と入力し、検索結果の [コントロール パネル] を選択します。

    Windows 7 および Windows Vista

    [スタート] ボタンを選択し、[検索の開始] ボックスに「コントロール パネル」と入力し、Enter キーを押します。

  2. [プログラムと機能] を選択します。

  3. [Microsoft Office 2013] を選択し、[クイック修復] または [オンライン修復]を選択します。

詳細

警告

レジストリ エディタや他の方法を使用してレジストリを変更する際、適切に変更しないと重大な問題を引き起こす可能性があります。 場合によっては、オペレーティング システムの再インストールが必要になります。 こうした問題の修復について、マイクロソフトはいかなる保証もいたしません。 レジストリの変更はユーザー自身の責任において行ってください。

MSIComponentID は、次のレジストリ データにあります。

キー: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Clients\Mail\Microsoft Outlook
Reg_SZ: MSIComponentID
値: {6DB1921F-8B40-4406-A18B-E906DBEEF0C9}

Microsoft Office を修復する方法の詳細については、「Office アプリケーションを修復する」を参照してください。