レポート機能をモデル駆動型アプリに追加

Power Apps アプリに有益な事業情報をユーザーに提供するレポートを含めることができます。 このレポートは SQL Server Reporting Services に基づいており、典型的な SQL Server Reporting Services レポートで使用できる機能と同じ一連の機能を備えています。

目標に対しての進行状況の標準レポート。

システム レポートは、すべてのユーザーが使用できます。 ユーザーが作成または所有するレポートは、特定の同僚またはチームと共有することや、すべてのユーザーがレポートを使用できるように、組織に対してそのレポートを使用可能にすることができます。 これらのレポートは Microsoft Dataverse に独自の FetchXML クエリを使用して、データを取得してレポートを作成します。 Power Apps アプリで作成したレポートは、フェッチ ベースのレポートです。

注意

レポート機能は、タブレットや電話などのモバイル デバイス上で実行されているキャンバス アプリやモデル駆動型アプリでは機能しません。

レポートを統一インターフェイス アプリに追加

フェッチ ベースのレポート機能をアプリに追加できます。それにより、ユーザーがレポートを実行、共有、作成、および編集できます。 これを行うためには、アプリのサイト マップにレポートのテーブルを追加します。

  1. Power Apps にサインインして、編集用の既存アプリを開きます。

  2. アプリ デザイナーで、サイト マップ編集のための鉛筆アイコン を選択します。 アイコンは サイトマップ の隣にあります。

  3. サイトマップ デザイナーで追加を選択し、その後領域を選択します。

  4. タイトル ボックスに、レポートなどの領域のタイトル名を入力します。

  5. 前の手順で名前を付けた領域を選択し、追加グループの順に選択して、グループ内のタイトル ボックスにレポートなどのグループ タイトル名を入力します。

  6. 前の手順で名前を付けたグループを選択し、追加サブエリアの順に選択して、次のプロパティを含めます。

    • Typeエンティティを選択します。

    • エンティティ。 テーブルの一覧からレポート テーブルを選択します。

    • タイトルレポートなど、わかりやすいタイトルを入力します。

      サイトマップにテーブルを追加する。

  7. 保存して閉じるを選択してアプリ デザイナーに戻ります。

  8. アプリ デザイナーで保存を選択し、公開を選択します。

これでアプリにはレポート領域が表示され、ユーザーはアクセス許可を持つレポートを表示、実行、割り当て、共有、および編集できます。また、レポート ウィザードを使って新しいレポートを作成することもできます。

レポート ビュー。

新規レポートを作成するオプション

次の 2 つの方法のいずれかで新しいレポートを作成できます。

  • レポート ウィザードを使用します。 レポートが有効化されているモデル駆動型アプリを開き、レポート ウィザードを実行して新しいレポートを作成します。 レポート ウィザードでは、テーブル レポートおよびグラフ レポートが作成されます。これには、ドリルスルー レポートおよび上位 N 件レポートが含まれます。 詳細情報: レポート ウィザードを使用してレポートを作成する
  • レポート作成拡張を使用します。 Visual Studio、SQL Server Data Tools、レポート作成拡張を使用して、フェッチベースの Reporting Services レポートを新規作成またはカスタマイズできます。 詳細については次を参照してください: SQL Server Data Tools使用して新たなレポートを作成する

レポート表示

取引先企業テーブルの取引先企業概要レポートなど、標準テーブル レポートはすべてのアプリ ユーザーが利用できます。 レポートを所有するユーザーはレポートを特定の同僚やチームと共有できます。 システム管理者とシステム カスタマイザーは組織全体の可視性を備えたレポートを使用可能にし、すべてのユーザーがレポートを使用できるようにします。 レポートを共有する方法については 他のユーザーやチームとレポートを共有する を参照してください。

ソリューションでのレポート

レポートはソリューションに対応しています。 コンポーネントとしてソリューションに追加されたレポートは、Power Apps の機能およびユーザー インターフェイスを拡張するソフトウェアの 1 つの単位になります。 ソリューションに追加できるレポートは組織に表示できるものに限られます。

レポートが組織で表示可能かどうか確認する方法: レポートの一覧からモデル駆動型アプリを開き、レポートを選択して 編集 を選択します。 管理タブで公開対象組織に設定されているかどうかを確認します。

組織レベル レポートの表示。

レポートのスナップショットは、ソリューションの一部として追加、インポート、エクスポートできます。 モデル駆動型アプリでは、レポート、サブレポート、レポート カテゴリ、レポート表示領域、およびレポート関連する行のタイプがレポート セットのコンポーネントと見なされます。 ソリューションの更新を非上書きモードでインポートする際に、カスタマイズされたレポート セットのコンポーネントが存在した場合、そのソリューションによるレポートの更新はすべて無視されます。

レポートに関する作業
レポート ウィザードを使用したレポートの作成
Power Apps の外部からレポートを追加する
レポートの既定のフィルターの編集
レポートのトラブルシューティング

注意

ドキュメントの言語設定についてお聞かせください。 簡単な調査を行います。 (この調査は英語です)

この調査には約 7 分かかります。 個人データは収集されません (プライバシー ステートメント)。