組織でメタデータ スキャンを設定する

組織の Microsoft Fabric ワークスペースに対してメタデータ スキャンを実行する前に、Fabric 管理者がそれを設定する必要があります。 メタデータ スキャンを設定するには、2 つの手順が必要です。

  1. 読み取り専用の管理 API に対してサービス プリンシパル認証を有効にする。
  2. テナント設定を有効にして、詳細なセマンティック モデル メタデータ スキャンを行います。

読み取り専用の管理 API に対してサービス プリンシパル認証を有効にする

サービス プリンシパルは、Microsoft Entra アプリケーションが Power BI API にアクセスできるようにするのに使用できる認証方法です。 この認証方法では、管理者ロールが与えられたサービス アカウントを維持する必要はありません。 代わりに、アプリで管理 API を使用できるようにするには、承認をテナント設定の構成の一部として 1 回だけ付与する必要があります。

読み取り専用の管理 API へのサービス プリンシパル アクセスを有効にする方法については、「読み取り専用の管理 API に対してサービス プリンシパル認証を有効にする」を参照してください。

サービス プリンシパル認証を有効にしない場合は、標準の代理管理者アクセス トークン認証を使用してメタデータ スキャンを実行できます。

メタデータ スキャンに関するテナント設定を有効にする

次の 2 つのテナント設定でメタデータ スキャンを制御します。

  • 詳細なメタデータを使用して管理者 API の応答を強化する: この設定では、モデルのキャッシュを有効にし、テーブル、列、メジャーに対する低レベル セマンティック モデル メタデータ (たとえば名前や説明) を使用して API 応答を強化します。
  • DAX およびマッシュアップ式を使用した管理 API 応答の強化: この設定を使用すると、API 応答に DAX 式とマッシュアップ クエリを含めることができます。 この設定は、最初の設定も有効になっている場合にのみ有効にできます。

これらの設定を有効にするには、[管理ポータル] > [テナント設定] > [管理 API の設定] に移動します。