Microsoft Power Platform: 2021 年リリース サイクル 1 の計画
重要
このコンテンツはアーカイブされており、更新されていません。 最新のドキュメントについては、Microsoft Power Platform のドキュメントを参照してください。 最新のリリース計画については、「Dynamics 365 および Microsoft Power Platform のリリース計画」を参照してください。
2021 年リリース サイクル 1 の Microsoft Power Platform リリース計画では、2021 年 4 月 から 2021 年 9 月 にかけてリリースされる、Power BI、Power Apps、Power Apps ポータル、Power Automate、Power Virtual Agents、AI Builder、ガバナンスと管理、ISV エクスペリエンス、およびデータ統合のすべての新機能について説明します。 このリリース計画は、オンラインで参照することも、PDF ファイルのドキュメントとしてダウンロードすることもできます。
2021 年リリース サイクル 1 の PDF のダウンロード (2021 年 9 月 2 日最終更新)。
2021 年リリース サイクル 1 の概要
Microsoft Power Platform により、ユーザーと組織は、データの分析、操作、自動化を行って、ビジネスのデジタル変革を進めることができます。 現在の Microsoft Power Platform は、Power BI、Power Apps、Power Automate、Power Virtual Agents の 4 つの製品で構成されています。 また、AI Builder と Power Apps ポータルの 2 つのアドインもあります。
Power BI では、データ カルチャを推進する 3 つの重要な領域に引き続き投資していきます。すなわち、優れたデータ エクスペリエンス、最新のエンタープライズ BI、チームが作業する場所の統合です。 Power BI Embedded は、お客様が ROI を向上させ、迅速に拡張し、パフォーマンスの速度を最大 16 倍まで高められるように支援する新世代の製品を提供します。 また、お客様はワークスペース レベルで使用率を可視化できるため、一貫した使用率分析とコスト管理が可能になります。 Power BI Premium は、組織が分析情報の提供を規模を拡大して進められるようにする機能を引き続き提供し、企業の最も厳しいニーズを満たします。 このリリースでは、柔軟なライセンス モデルが追加され、組織はユーザー単位または容量単位のライセンス オプションから選択できます。 Power BI Pro では、AI を駆使した分析情報が提供され、だれでも簡単に分析情報を見つけることができます。 新しいクイック作成エクスペリエンスにより、Power BI コンテンツの作成がさらに簡単になります。
Power Apps には、任意のデータソースに接続できる空白のキャンバスの柔軟性と、Microsoft Dataverse のデータに対してモデル化された豊富なフォーム、ビュー、ダッシュボードの優れた機能が組み合わされています。 このリリースでは、統一インターフェイス エクスペリエンスに重複データ検出が追加され、モバイルでのビジネス プロセス フローのアクセシビリティが向上し、モデル駆動型アプリのグローバルな関連性検索エクスペリエンスとアプリ内通知が強化されます。
AI Builder では、プレビュー版の新しい AI 機能が導入されるのに加えて、フォーム処理も改善されます。 新機能には、利用可能なリージョンの拡大と、フォーム処理でドキュメント内の特定の場所に署名が存在するかどうかを検出するための署名検出が含まれます。
Power Apps ポータル では、Microsoft Azure Analysis Services のライブ接続と、レポートやダッシュボードをユーザー向けにパーソナライズするための追加コンテキストを送信する Customer Data Power BI 関数をサポートするために、Power BI の統合が強化されます。
Power Automate のクラウド フローに対する機能強化では、Microsoft Dataverse でアクションが実行されたときのトリガーが追加されます。 この機能により、一般的なイベント モデルでの作業が改善され、Dynamics 365 Finance and Operations との統合が強化されます。 デスクトップ フローでは、ターゲット Citrix 環境内にランタイムを含めることにより、Citrix 環境での UI 自動化のサポートが改善されます。 このリリースの新機能である Process Advisor は Power Automate のプロセス マイニング機能であり、ユーザーの作業方法に関する分析情報を示し、リッチなビジュアル化によってユーザーが自動化に最適な、反復的な時間のかかるタスクを特定できるようにします。 ユーザーは Power Automate デスクトップで反復的な手動プロセスを記録できるようになります。
Power Virtual Agents では、リスト変数、ボット セッションからのトピックの提案、アダプティブ カードなどにより、作成エクスペリエンスが改善されます。 また、Power Automate との統合によるエラー処理機能の向上と、新しいトピック トリガー管理によるボットのトリガー機能の改善も含まれています。
Microsoft Power Platform では、Power Apps、Power Automate、Microsoft Dataverse にわたるさまざまな ガバナンスと管理 および ISV エクスペリエンス の機能が提供されます。 これらの機能は、組織の ISV と IT プロフェッショナルが、企業全体でプラットフォームとそのコンポーネントの使用と採用を、構築、設定、保護、管理、ガバナンス、監視できるように設計されています。
- データ統合 では、Microsoft Power Platform やその他のプラットフォームへの組み込み接続が提供され、数百ものビジネス システムのデータを使用して、充実したインテリジェントなエクスペリエンスが実現されます。 このリリース サイクルには、Azure Maps との統合によるエンリッチメント、ゲートウェイ診断、エラー管理の改善、Power Query エディターでのビジュアル データ準備、セキュリティの強化など、数多くの新機能が含まれます。
重要
2021 年リリース サイクル 1 に含まれる Dynamics 365 の機能は、別のリリース計画にまとめられています。
2021 年リリース サイクル 1 の主要日程
このリリース計画で説明されている機能は、まだリリースされていない場合があります。 提供タイムラインおよび予定されている機能は、変更される可能性、または出荷されない可能性があります ( Microsoft ポリシーを参照)。
以下に、2021 年リリース サイクル 1 の主要な日程を示します。
| マイルストーン | 日付 | 説明 |
|---|---|---|
| リリース計画の公開 | 2021 年 1 月 27 日 | Dynamics 365 および Microsoft Power Platform 全体の 2021 年リリース サイクル 1 (2021 年 4 月 – 2021 年 9 月) で予定されている新機能について説明します。 |
| 早期アクセス可能 | 2021 年 2 月 1 日 | 2021 年リリース サイクル 1 の 4 月の更新の一部として紹介される新機能を、ユーザーが自動的に使用できるようになる前にテストして確認できます。 現在、Microsoft Power Platform の 2021 年リリース サイクル 1 早期アクセス機能を確認できます。 |
| リリース計画が 11 の追加言語で利用可能 | 2021 年 2 月 23 日 | Dynamics 365 および Power Platform のリリース計画が、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ノルウェー語、ポルトガル語 (ブラジル)、スペイン語、スウェーデン語で公開されます。 |
| 一般提供 | 2021 年 4 月 1 日 | 2021 年リリース サイクル 1 の運用環境への展開が開始されます。 地域別展開は 2021 年 4 月 2 日に開始されます。 |
以前のリリース サイクルと同様に、引き続き、お使いの環境で各機能がどのように有効になるのかを示します。
- ユーザー向けで、自動的に有効化される – これらの機能には、ユーザー向けユーザー エクスペリエンスの変更が含まれています。機能は自動的に有効になります。
- 管理者、作成者、またはアナリスト向けで、自動的に有効化される – これらの機能は、管理者、作成者、またはビジネス アナリストによって使用されることが意図されており、自動的に有効になります。
- ユーザー向けで、管理者、作成者、またはアナリストによる有効化/構成が必要 – これらの機能をユーザーが利用するには、管理者、作成者、またはビジネス アナリストによって機能が有効化または構成される必要があります。
いつどの機能が自動的に有効になるかがわかれば、確実に準備できます。
これらの機能強化により、お客様、パートナー、およびユーザーは、それぞれの条件下でデジタル変革を効果的に促進することができます。 Microsoft では、これらの新しいサービスや機能をスムーズに導入していただけるよう積極的に取り組むと共に、2021 年リリース サイクル 1 に関する皆様からのフィードバックをお待ちしています。
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