データベースの作成とアプリの構築には、Dataverse をデータ ストアとして使用できます。 独自のカスタム テーブルを作成することも、事前定義されたテーブルを使用することもできます。 データベースを作成するには、まず環境を作成するか、環境管理者として既存の環境に割り当てられる必要があります。加えて、適切なライセンスを割り当てられる必要があります。 Dataverse を使用するプランの購入については、価格情報を参照してください。
環境に単一データベースのみ追加できます。 この記事は、Dataverse データベースを環境に追加していないユーザーを対象としています。
データベースを追加または作成するにはさまざまな方法があります。
- Microsoft Power Platform 管理センター
- Power Apps の テーブル ペイン (make.powerapps.com)
注意
セキュリティ上の理由から、ローカルで使用するデータベースのコピーの作成はサポートされていません。
Power Platform 管理センターでのデータベースの追加
- Power Platform 管理センター にサインインします。
- ナビゲーション ウィンドウで、管理 を選択します。
- 管理ウィンドウで環境を選択します。
- 環境 ページで、データベースを追加する環境を選択します。
- Dataverse の追加 Web パーツで、+ Dataverse の追加 をクリックします。
追加 Dataverse サイド ウィンドウで、次の情報を入力し、追加を選択して変更を適用します。
| 設定 | プロパティ |
|---|---|
| Language | この環境の既定言語。 詳細: Dataverse 言語照合順序 |
| 通貨型 | レポートに使用される基本通貨。 |
| Dynamics 365 アプリを有効にする | はいを選択し、Dynamics 365 Sales および Dynamics 365 Customer Service などのアプリを自動的に展開するように選択します。 |
| サンプル アプリおよびデータの展開 | サンプル アプリとデータを含める場合は、はいを選択します。 サンプル データを使用すると、学習するときにさまざまな操作を試すことができます。 Dynamics 365 アプリでこの設定を表示するには、いいえを選択する必要があります。 |
| セキュリティ グループ | この環境へのアクセスを制限するセキュリティ グループを選択します。 |
Power Apps のテーブル ウィンドウでのデータベースを作成します
- Power Apps にサインインします。
- ナビゲーション ウィンドウで、テーブル を選択します。
- データベースを作成する を選択し、データベースを作成します。
データベースのセキュリティ モデル
データベースを作成すると、環境ロールを持つユーザーには、その特権をすべて維持を続行します。
環境管理者ロールが割り当てられていたユーザーには、システム管理者ロールが割り当てられます。
環境作成者を持つユーザーは、引き続き同じロールを所有します。
定義済みのロールに多くのユーザーを割り当てたり、カスタム ロールを作成することもできます。 詳細にすいてはデータベース セキュリティを参照してください。
注意
データベースを作成する際、環境管理者または環境作成者ロールに割り当てられたセキュリティ グループは尊重されません。 現在は、データベースのアクセス許可の割り当ては、Microsoft Entra セキュリティ グループをサポートしていません。
ライセンスとセキュリティのアクセス許可
データベースを作成するには、ユーザーは指定された環境で管理者である必要があり、適切なライセンスを割り当てられる必要があります。 環境から、セキュリティ タブを使用して、他のユーザーに対するセキュリティのアクセス許可を更に構成できます。詳細については、データベース セキュリティの構成 を参照してください。
プライバシー通知
Microsoft は Microsoft Power Apps の Common Data Model を使用して、ユーザー定義テーブルと列の名称を収集して、当社の診断システムに格納します。 この情報を使って、お客様の共通データ モデルを改善します。 クリエイターが作成するテーブルと列の名称は、Microsoft Power Apps コミュニティに通底するシナリオの理解に役立ち、組織に関連するスキーマなど、サービスの標準テーブルがカバーすることにおけるギャップを確認する際に役立てられます。 これらのテーブルに関連付けられたデータベース テーブル内のデータは、Microsoft はアクセスも使用もおこなわず、データベースがプロビジョニングされたリージョン外にレプリケーションされません。 ただし、ユーザー定義テーブルや列の名前は、リージョン間でレプリケーションされ、データ保有ポリシーに基づいて削除されることがありますので注意してください。 マイクロソフトは、セキュリティ センター で詳しく説明されているとおりにプライバシー保護に努めています。