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2023 年リリース サイクル 1 の AI Builder に向けた計画と準備

重要

このコンテンツはアーカイブされており、更新されていません。 最新のドキュメントについては、AI Builder のドキュメントを参照してください。 最新のリリース計画については、「Dynamics 365、Power Platform、Cloud for Industry のリリース計画」を参照してください。

重要

2023 年リリース サイクル 1 の計画は、2023 年 4 月から 2023 年 9 月までに市場に投入される予定のすべての新機能を対象としています。 この記事では、AI Builder の製品概要および新機能と予定されている機能について説明します。

概要

AI Builder を使うと、市民開発者はノーコードの構成エンジンで組織全体の AI モデルを使用、カスタマイズ、管理できます。 AI モデルを使うことで、作成者はより強力なアプリケーションを構築し、以前は人間の介入が必要だったワークフローを自動化できます。 これらのアプリケーションにより、エラーも減り、時間の節約になります。 Azure AI は AI Builder の機能をサポートしているため、作成者はドキュメント、テキスト、画像を処理し、構造化データから予測を生成できるようになります。 データ科学者によって構築された社内 AI モデルをお持ちのお客様は、それを AI Builder にインポートし、Power Platform の市民開発者がアクセスできるようにすることもできます。

このリリース サイクルでは、モデル カバナンスとライセンス付与を行いやすくすることが重要なポイントとなっています。 環境間で AI Builder クレジットをどのように使用するかをより簡単に管理できるように、管理インターフェイスが変更されています。 さらに、モデルの監視も強化されているため、お客様は AI Builder クレジットがアプリやフロー間で誰によってどのように使用されているかを追跡できるようになります。 また、作成者は、企業全体でモデルを展開する場合の柔軟性を高めるため、トレーニング可能なモデルを環境間で移動できます。お客様が反復的なアプローチでモデルのパフォーマンスを高めることできるようにモデルのバージョン管理がサポートされます。 事前にトレーニングされたドキュメント処理新機能も拡張されているため、作成者は幅広い種類のドキュメントを処理できるようになります。

AI Builder ドキュメントを使って、Power Platform で AI モデルをトレーニングおよび展開する方法に関する詳細情報を取得し、AI を利用してデジタル トランスフォーメーションを加速させる方法を強調するお客様事例からインスピレーションを得ることができます。

AI Builder の公式の製品ドキュメントとトレーニングについては、以下を参照してください。

RSS 購読 AI Builder の 2023 年リリース サイクル 1 の更新情報

投資分野

投資分野

ガバナンスと管理
ガバナンスと管理は、企業内で AI ソリューションを大規模に展開するための重要なテーマです。 ModelOps (モデル オペレーション) は、通常 AI モデルのガバナンスとライフサイクル管理を対象としています。 現在既に、管理者はモデルにアクセスできるユーザーを制御し、環境全体で消費される AI Builder クレジットの量を監視できます。 作成者は、モデルを Power Platform ソリューションにカプセル化して環境全体に展開できます。 さらに、作成者の権利を複数の所有者と共有することもできます。

モデル管理機能には、トレーニング可能なモデルを環境間で移動する機能も追加されます。 これにより、AI モデルの ALM シナリオを容易に使用できるようになり、作成者が複数の環境間でモデル パフォーマンスを再トレーニングして最適化する柔軟性がさらに高まります。 管理者にとっては、ガバナンス インターフェイスが強化されて環境全体でクレジット管理が合理化され、管理者が環境、アプリ、フロー全体で AI モデルの使用状況をより細かく把握できるようになります。

インテリジェント ドキュメント処理による自動化
インテリジェント ドキュメント処理 (IDP) 機能により、ドキュメント (メール、テキスト、Word、PDF、スキャンしたドキュメントなど) からのデータをキャプチャ、変換、処理できます。 コンピューター ビジョン、光学式文字認識 (OCR)、自然言語処理 (NLP)、機械/ディープ ラーニングなどのテクノロジを使用して、抽出されたデータを分析、分類、変換できます。Power Automate を使って、外部システムにエクスポートして、エンド ツー エンドのプロセスで利用することもできます。

既存の IDP ソリューションでは、次の 3 種類のドキュメントからデータを抽出できます。

  • 構造化ドキュメント: 融資申込みや納税申書など、レイアウトがあらかじめ定義された文書。
  • 非構造化ドキュメント: メモや契約書などの自由形式の文書。
  • 半構造化ドキュメント: 固定形式と自由形式を組み合わせたドキュメント。

2023 年リリース サイクル 1 では、すぐに使用できる事前構築済み機能の改善に重点を置いています。幅広い種類のドキュメントへの対応、ガバナンスと監視機能の向上、ドキュメントの大規模な処理を実現します。

このリリース サイクル中に提供される機能セット全体の詳細については、以下の AI Builder のリリース計画をご確認ください

アプリケーション管理者向け

自動的に有効になる、ユーザー エクスペリエンスに影響を与えるユーザー機能
ユーザーに影響を与える機能は、アプリケーション管理者が確認する必要があります。 これにより、リリース変更管理が容易になり、市場にリリースされた新機能のオンボーディングを成功させることができます。 完全なリストについては、リリース計画で「ユーザー向けで、自動的に有効化される」とタグ付けされたすべての機能を探してください。

アプリケーション管理者が有効にする必要のある機能
このリリース サイクルには、ユーザーが利用できるように管理者、作成者、またはビジネス アナリストによって有効化または構成される必要のある機能が含まれています。 完全なリストについては、リリース計画で「ユーザー向けで、管理者、作成者、またはアナリストによる有効化/構成が必要」とタグ付けされたすべての機能を探してください。