パターン: 通信

ニュースやイベントのお知らせ、最新情報を場所の制約を受けずに従業員と素早く共有します Microsoft Power Platform の一般的な用途は、アプリを介して高度に調整された視覚的に説得力のあるコミュニケーションを提供することです。

この記事では、実際に Microsoft Power Platform を使用して従業員に情報の伝達を行っている使用例をいくつか紹介します。

コミュニケーションと告知パターンの見分け方

構成、公開、消費のステップを含む通信方式の図。

典型的なコミュニケーション シナリオは以下になります:

  1. コミュニケーション チームが、組織に公開する情報を作成する。 たとえば、次のようなものです。

    • 人事部門が組織全体でニュースを共有する場合。

    • Field Service チームが、現場技術者向けのの会報を作成する場合。

  2. 情報は従業員に向けて公開されます。

    • これは、毎日のニュースや毎週のニュースレターように定期的に行われる場合や、研修のイベントの告知などのようにたまに行われる場合、あるいは緊急時に重要なニュースで緊急の連絡をする場合が考えられます。

    • アプリはプッシュ型とプル型を使い分けて、クラウドから最新の情報を取得することができます。

  3. 従業員はコミュニケーションを利用します。

    • コミュニケーション アプリは、すべての関連情報を1か所にまとめて保管します。

    • コミュニケーション アプリを利用することで、従業員は告知から直接研修やイベントに申し込むなどのアクションを起こすことができます。

    • 組織は、何人の従業員がコミュニケーションを開いて読んだかを分析し、チームにとって何が適切であるかを知ることができます。

テンプレート : 危機管理コミュニケーション アプリ

危機管理コミュニケーション アプリは、非常時にユーザーと情報を接続するテンプレートとして機能します。 社内ニュースの最新情報、よくある質問への回答、リンクや緊急連絡先などの重要な情報へのアクセスをすばやく取得することができます。

このソリューションは、Power Apps、Power Automate、Microsoft Teams、SharePoint の機能を統合します。 Web、モバイル機器、Teams での使用が可能です。

主要な機能は次のとおりです :

  • 従業員は、情報の取得、勤務状況の報告 (在宅勤務など)、申請を行うことができます。 これを使用することで、マネージャがチーム全体を調整する際に役立ち、中央対応チームが組織全体の状態を追跡するの際に役立ちます。

  • 管理者はアプリを使用して、組織に固有のニュース、更新、コンテンツのプッシュ通知や、さまざまな場所に固有の緊急連絡先を提供することができます。

  • このアプリには、WHO、CDC、地方自治体などの信頼できる情報源からの最新情報のRSSフィードを追加する機能が含まれています。

危機管理コミュニケーション アプリを使用すると、管理者は従業員アプリの機能を設定するだけでなく、ニュースや情報を作成することができます。

危機管理コミュニケーション アプリのスクリーンショット。

Teams に組み込むことができる従業員アプリでは、ユーザーがニュースや情報を利用したり、サポートを求めることができます。

危機管理コミュニケーション従業員アプリのスクリーンショット。

詳細:
危機管理コミュニケーション ソリューションのビデオ デモ
危機通信のサンプル テンプレートの設定と学習

顧客がどのように通信方式を使用しているか

Schlumberger Coronavirus Stay SAFE アプリ

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Schlumberger 社にとって、従業員と請負業者の健康と安全は最優先事項です。 Schlumberger 社の健康、安全、環境 (HSE) 機能は、COVID-19 ウイルスの発生の非常に早い段階で集まり、従業員の意識向上と予防策の教育を行いました。

Schlumberger 社は、モバイル性の高い従業員にタイムリーなアップデートを提供するために、Coronavirus Stay SAFE という Power Apps ソリューションを開発しました。 このアプリにより、企業固有の情報に加えて、WHOやCDCなどの公的医療機関からの重要で関連性のある情報を迅速に広めることができました。 アプリは真実の単一の情報源であり、曝露を最小限に抑えるための予防策の参考になります。

Schlumberger Stay SAFE アプリのスクリーンショット。

Schlumberger Stay SAFE アプリでの予防策の例。

Telstra Technician Plus アプリ

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オーストラリアの大手通信会社である Telstra 社は、現場技術者が顧客に適切にサービスを提供するための要望に応えるために、—オンラインのスプレッドシート、紙の文書、電子メール、—ウェブサイトなどの多くのリソースを長年にわたって使用してきました。 同社は、現場の従業員のための最新のモバイルの知識とコミュニケーションの情報源が必要であることに気付きました。

Telstra 社のフィールド デジタイゼーション チームは、Microsoft Power Platform を使用して現場技術者に向けた、現場作業や現場管理に不可欠な多くのタスクを支援する役割別のアプリケーションを備えた Technician Plus アプリを開発しました。 このソリューションには、ニュース フィード、現場でのアップセルの機会を可能にする Telstra 製品カタログ、教育用ビデオやポッドキャストのハブも含まれています。 このソリューションは、リーダーが効率的に現場にコミュニケーションを発信する目的で利用されています。

このソリューションについては、以下のビデオを参照してください :
Telstra solution video

Hexion アプリで全社的なコミュニケーションを管理する

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世界的な化学企業である Hexion 社では、管理職や通信部門が社内全体にメールを送信していました。 そのためには、事前に対象のグループを定義し、その配布を行う前にコミュニケーション配布の了承を得る必要がありました。 この場合、Microsoft Power Platform は、メールや Teams で使用されるコミュニケーションをまとめて公開するために使用されます。

Hexion 社の IT チームは Power Apps を使って、以前のシステムよりも豊富な機能を備える、サポートコストを抑えた Broadcaster アプリを新たに構築しました。 このアプリは現在、コミュニケーション リードがメールや Teams で全社的なメッセージを配信する目的で使用しており、主要なプロジェクト チームのリーダー全員に展開する予定とのことです。 アプリの主な機能と利点は次のとおりです :

  • フォーマットされたバージョンを動的にプレビューすることで、メールの作成ができます。

  • ツールによってブランディングとレイアウトの管理が可能となるため、作成者がコンテンツに集中できるようになります。

  • 最終的なコミュニケーションを送信する前にテスト メールを送信できます。

  • 事前に定義されたユーザー グループを対象に設定できます。

  • メールの送信者を選択し、その署名を自動的に入力させることができます。

Hexion Broadcast アプリのスクリーンショット。

注意

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