Linux 用 DSC の nxEnvironment リソース
PowerShell Desired State Configuration (DSC) の nxEnvironment リソースは、Linux ノード上でシステム環境変数を管理するためのメカニズムを備えています。
構文
nxEnvironment <string> #ResourceName
{
Name = <string>
[ Value = <string>
[ Path = <bool> }
[ DependsOn = <string[]> ]
[ Ensure = <string> { Absent | Present } ]
}
Properties
プロパティ | 説明 |
---|---|
名前 | 特定の状態を保証する環境変数の名前を示します。 |
値 | 環境変数に割り当てる値。 |
Path | 構成されている環境変数を定義します。 変数が Path 変数である場合は、このプロパティを $true に設定します。それ以外の場合は、$false に設定します。 既定では、 $false です。 構成されている変数が Path 変数である場合は、Value プロパティによって提供される値が既存の値に追加されます。 |
共通プロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
DependsOn | このリソースを構成する前に、他のリソースの構成を実行する必要があることを示します。 たとえば、最初に実行するリソース構成スクリプト ブロックの ID が ResourceName で、そのタイプが ResourceType である場合、このプロパティを使用する構文は DependsOn = "[ResourceType]ResourceName" になります。 |
Ensure | 変数が存在するかどうかをチェックするかどうかを決定します。 変数の存在を保証するには、このプロパティを Present に設定します。 変数が存在しないことを保証するには、Absent に設定します。 既定値は Present です。 |
追加情報
- Path がないか、または
$false
に設定されている場合、環境変数は、/etc/environment
で管理されます。 プログラムまたはスクリプトに、/etc/environment
ファイルを取得して、管理対象の環境変数にアクセスする構成が必要である場合があります。 - Path が
$true
に設定されている場合、環境変数はファイル/etc/profile.d/DSCenvironment.sh
で管理されます。 このファイルが存在しない場合は作成されます。 Ensureが Absent に設定され、Path が$true
に設定されている場合、既存の環境変数は/etc/profile.d/DSCenvironment.sh
からのみ削除され、他のファイルからは削除されません。
例
次の例は、nxEnvironment リソースを使用して、TestEnvironmentVariable が存在し、値 "Test-Value" が指定されることを保証する方法を示しています。 TestEnvironmentVariable が存在しない場合は、作成されます。
Import-DSCResource -ModuleName nx
nxEnvironment EnvironmentExample
{
Ensure = "Present"
Name = "TestEnvironmentVariable"
Value = "TestValue"
}
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