Linux 用 DSC の nxFileLine リソース

PowerShell Desired State Configuration (DSC) の nxFileLine リソースは、Linux ノード上で構成ファイルの行を管理するためのメカニズムを備えています。

構文

nxFileLine <string> #ResourceName
{
    FilePath = <string>
    ContainsLine = <string>
    [ DoesNotContainPattern = <string> ]
    [ DependsOn = <string[]> ]
}

Properties

プロパティ	説明
FilePath	ターゲット ノード上の行を管理するファイルの完全パス。
ContainsLine	ファイルに行が存在するようにします。 ファイルに行が存在しない場合、この行がファイルに追加されます。 ContainsLine は必須ですが、必要ない場合は空の文字列 (ContainsLine = "") に設定することができます。
DoesNotContainPattern	ファイルに存在することができない行の正規表現パターン。 ファイルに存在する行のうち、この正規表現に一致する行は、ファイルから削除されます。

共通プロパティ

プロパティ	説明
DependsOn	このリソースを構成する前に、他のリソースの構成を実行する必要があることを示します。 たとえば、最初に実行するリソース構成スクリプト ブロックの ID が ResourceName で、そのタイプが ResourceType である場合、このプロパティを使用する構文は DependsOn = "[ResourceType]ResourceName" になります。

例

この例では、nxFileLine リソースを使用して、ユーザー monuser が not requiretty に構成されるように /etc/sudoers ファイルを構成しています。

Import-DSCResource -ModuleName nx

nxFileLine DoNotRequireTTY
{
   FilePath = "/etc/sudoers"
   ContainsLine = 'Defaults:monuser !requiretty'
   DoesNotContainPattern = "Defaults:monuser[ ]+requiretty"
}