Write-Debug
デバッグ メッセージをコンソールに出力します。
構文
Write-Debug
[-Message] <String>
[<CommonParameters>]
説明
Write-Debug
コマンドレットは、スクリプトまたはコマンドからホストにデバッグ メッセージを書き込みます。
既定では、デバッグ メッセージはコンソールに表示されませんが、 Debug パラメーターまたは $DebugPreference
変数を使用して表示できます。
例
例 1: $DebugPreferenceについて
この例では、デバッグ メッセージを書き込みます。
Write-Debug "Cannot open file."
$DebugPreference
の既定値は SilentlyContinue です。 そのため、メッセージはコンソールに表示されません。
例 2: $DebugPreferenceの値を変更する
この例では、 $DebugPreference
変数の値を変更した場合の効果を示します。 まず、 $DebugPreference
の現在の値を表示し、デバッグ メッセージの書き込みを試みます。 次に、 $DebugPreference
の値を Continue に変更し、デバッグ メッセージを表示できるようにします。
PS> $DebugPreference
SilentlyContinue
PS> Write-Debug "Cannot open file."
PS>
PS> $DebugPreference = "Continue"
PS> Write-Debug "Cannot open file."
DEBUG: Cannot open file.
$DebugPreference
の詳細については、「about_Preference_Variables」を参照してください。
例 3: Debug パラメーターを使用して$DebugPreferenceをオーバーライドする
Test-Debug
関数は、$DebugPreference
変数の値を PowerShell ホストとデバッグ ストリームに書き込みます。 この例では、 Debug パラメーターを使用して、 $DebugPreference
値をオーバーライドします。
function Test-Debug {
[CmdletBinding()]
param()
Write-Debug ('$DebugPreference is ' + $DebugPreference)
Write-Host ('$DebugPreference is ' + $DebugPreference)
}
PS> Test-Debug
$DebugPreference is SilentlyContinue
PS> Test-Debug -Debug
DEBUG: $DebugPreference is Continue
$DebugPreference is Continue
PS> $DebugPreference
SilentlyContinue
Debug パラメーターを使用すると、$DebugPreference
の値が変わります。 この変更は、関数のスコープにのみ影響します。 この値は関数の外部には影響しません。
Debug共通パラメーターの詳細については、about_CommonParametersを参照してください。
パラメーター
-Message
コンソールに出力するデバッグ メッセージを指定します。
型: | String |
Aliases: | Msg |
配置: | 0 |
規定値: | None |
必須: | True |
パイプライン入力を受け取る: | True |
ワイルドカード文字を受け取る: | False |
入力
デバッグ メッセージを含む文字列をこのコマンドレットにパイプできます。
出力
None
このコマンドレットは、出力を返しません。 デバッグ ストリームにのみ書き込まれます。
関連リンク
PowerShell