Set-TransportConfig
このコマンドレットは、オンプレミスの Exchange およびクラウド ベースのサービスで使用できます。 一部のパラメーターおよび設定は、いずれかの環境専用となっている場合があります。
Exchange 組織全体のトランスポート構成の設定を変更するには、Set-TransportConfig コマンドレットを使用します。
以下の構文セクションのパラメーター セットの詳細については、「Exchangeのコマンドレット構文」を参照してください。
構文
Set-TransportConfig
[[-Identity] <OrganizationIdParameter>]
[-AddressBookPolicyRoutingEnabled <Boolean>]
[-AgentGeneratedMessageLoopDetectionInSmtpEnabled <Boolean>]
[-AgentGeneratedMessageLoopDetectionInSubmissionEnabled <Boolean>]
[-AllowLegacyTLSClients <System.Boolean>]
[-ClearCategories <Boolean>]
[-Confirm]
[-ConvertDisclaimerWrapperToEml <Boolean>]
[-DiagnosticsAggregationServicePort <Int32>]
[-DomainController <Fqdn>]
[-DSNConversionMode <DSNConversionOption>]
[-ExternalDelayDsnEnabled <Boolean>]
[-ExternalDsnDefaultLanguage <CultureInfo>]
[-ExternalDsnLanguageDetectionEnabled <Boolean>]
[-ExternalDsnMaxMessageAttachSize <ByteQuantifiedSize>]
[-ExternalDsnReportingAuthority <SmtpDomain>]
[-ExternalDsnSendHtml <Boolean>]
[-ExternalPostmasterAddress <SmtpAddress>]
[-Force]
[-GenerateCopyOfDSNFor <MultiValuedProperty>]
[-HeaderPromotionModeSetting <HeaderPromotionMode>]
[-InternalDelayDsnEnabled <Boolean>]
[-InternalDsnDefaultLanguage <CultureInfo>]
[-InternalDsnLanguageDetectionEnabled <Boolean>]
[-InternalDsnMaxMessageAttachSize <ByteQuantifiedSize>]
[-InternalDsnReportingAuthority <SmtpDomain>]
[-InternalDsnSendHtml <Boolean>]
[-InternalSMTPServers <MultiValuedProperty>]
[-JournalMessageExpirationDays <Int32>]
[-JournalingReportNdrTo <SmtpAddress>]
[-LegacyJournalingMigrationEnabled <Boolean>]
[-MaxAllowedAgentGeneratedMessageDepth <UInt32>]
[-MaxAllowedAgentGeneratedMessageDepthPerAgent <UInt32>]
[-MaxDumpsterSizePerDatabase <ByteQuantifiedSize>]
[-MaxDumpsterTime <EnhancedTimeSpan>]
[-MaxReceiveSize <Unlimited>]
[-MaxRecipientEnvelopeLimit <Unlimited>]
[-MaxRetriesForLocalSiteShadow <Int32>]
[-MaxRetriesForRemoteSiteShadow <Int32>]
[-MaxSendSize <Unlimited>]
[-MessageExpiration <EnhancedTimeSpan>]
[-QueueDiagnosticsAggregationInterval <EnhancedTimeSpan>]
[-RejectMessageOnShadowFailure <Boolean>]
[-ReplyAllStormBlockDurationHours <Int32>]
[-ReplyAllStormDetectionMinimumRecipients <Int32>]
[-ReplyAllStormDetectionMinimumReplies <Int32>]
[-ReplyAllStormProtectionEnabled <Boolean>]
[-Rfc2231EncodingEnabled <Boolean>]
[-SafetyNetHoldTime <EnhancedTimeSpan>]
[-ShadowHeartbeatFrequency <EnhancedTimeSpan>]
[-ShadowHeartbeatRetryCount <Int32>]
[-ShadowHeartbeatTimeoutInterval <EnhancedTimeSpan>]
[-ShadowMessageAutoDiscardInterval <EnhancedTimeSpan>]
[-ShadowMessagePreferenceSetting <ShadowMessagePreference>]
[-ShadowRedundancyEnabled <Boolean>]
[-ShadowResubmitTimeSpan <EnhancedTimeSpan>]
[-SmtpClientAuthenticationDisabled <Boolean>]
[-SupervisionTags <MultiValuedProperty>]
[-TLSReceiveDomainSecureList <MultiValuedProperty>]
[-TLSSendDomainSecureList <MultiValuedProperty>]
[-TransportRuleAttachmentTextScanLimit <ByteQuantifiedSize>]
[-VerifySecureSubmitEnabled <Boolean>]
[-VoicemailJournalingEnabled <Boolean>]
[-WhatIf]
[-Xexch50Enabled <Boolean>]
[<CommonParameters>]
説明
このコマンドレットを実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。 このトピックにはこのコマンドレットのすべてのパラメーターが一覧表示されていますが、自分に割り当てられているアクセス許可に含まれていない一部のパラメーターにはアクセスできません。 コマンドレットを組織内で実行するために必要になるアクセス許可とパラメーターを調べるには、「 Find the permissions required to run any Exchange cmdlet」を参照してください。
例
例 1
Set-TransportConfig -GenerateCopyOfDSNFor 5.7.1,5.7.2,5.7.3
次の使用例は、DSN コード 5.7.1、5.7.2、および 5.7.3 を持つすべての DSN メッセージをポストマスター メール アカウントに転送するように Exchange organizationを構成します。
例 2
Set-TransportConfig -JournalingReportNdrTo journalingndr@contoso.com
この例では、Exchange organizationを構成して、ジャーナリング メールボックスに配信できないすべてのジャーナリング レポートを電子メール アカウントjournalingndr@contoso.comにリダイレクトします。
ジャーナリングの問題を回避するには、JournalingReportNdrTo を外部アドレスに設定することをお勧めします。 ジャーナリング メールボックスと同様に、代替ジャーナリング メールボックスをExchange Onlineメールボックスにすることはできません。 Exchange Onlineでは、Microsoft 365 管理センターまたは Exchange Online PowerShell を使用して、この設定を構成できます。 オンプレミスのExchange Serverでは、Exchange 管理シェルを使用してこの設定を構成できます。 詳細については、「 KB2829319」を参照してください。
パラメーター
-AddressBookPolicyRoutingEnabled
AddressBookPolicyRoutingEnabled パラメーターは、同じ Exchange 組織内に別の仮想組織を作成するためアドレス帳ポリシーを使用する組織内で、受信者を解決する方法を制御します。 具体的には、ユーザーのアドレス帳ポリシーで指定されたグローバル アドレス一覧 (GAL) が、受信者の解決方法を制御します。 このパラメーターの値が $true の場合、異なる GAL を割り当てたユーザーは外部受信者として表示されます。 このパラメーターの値が $false の場合、異なる GAL を割り当てたユーザーは内部受信者として表示されます。
既定値は $false です。 組織がアドレス帳ポリシーを使用していない場合、またはアドレス帳ポリシーのルーティング エージェントがインストールされておらず、有効でもない場合、このパラメーターに効果はありません。 また、このパラメーターの値を変更すると、適用されるまで最長 30 分かかる場合がありますので注意してください。 アドレス帳ポリシーの詳細については、「Address book policies in Exchange Server (Exchange Server のアドレス帳ポリシー)」を参照してください。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-AgentGeneratedMessageLoopDetectionInSmtpEnabled
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
AgentGeneratedMessageLoopDetectionInSmtpEnabled パラメーターは、トランスポート サービス内のトランスポート エージェントによるループに対するメッセージ ループ検出の動作を制御します。 エージェントがメッセージの新しいコピーを作成するかメッセージに受信者を追加するとき、エージェントによってループが生成され、エージェントはコピーを作成するか受信者を追加することでこれらの結果メッセージの処理を続行します。
このパラメーターの有効な入力値は、$true または $false です。 既定値は $false です。
Exchange がエージェントによって生成されたメッセージ ループを検出すると、ループが停止します。 このパラメーターを $false に設定すると、ループはメッセージ追跡ログに記録されます。 このパラメーターを $true に設定すると、ループによって MaxAllowedAgentGeneratedMessageDepth パラメーターおよび MaxAllowedAgentGeneratedMessageDepthPerAgent パラメーターで指定された数のメッセージが作成されるとき、このメッセージは NDR とともに拒否されます。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-AgentGeneratedMessageLoopDetectionInSubmissionEnabled
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
AgentGeneratedMessageLoopDetectionInSubmissionEnabled パラメーターは、メールボックス トランスポート発信サービス内のトランスポート エージェントによるループに対するメッセージ ループ検出の動作を制御します。 エージェントがメッセージの新しいコピーを作成するかメッセージに受信者を追加するとき、エージェントによってループが生成され、エージェントはコピーを作成するか受信者を追加することでこれらの結果メッセージの処理を続行します。
このパラメーターの有効な入力値は、$true または $false です。 既定値は $false です。
Exchange がエージェントによって生成されたメッセージ ループを検出すると、ループが停止します。 このパラメーターを $true に設定すると、ループはメッセージ追跡ログに記録されます。 このパラメーターを $false に設定すると、ループによって MaxAllowedAgentGeneratedMessageDepthPerAgent パラメーターおよび MaxAllowedAgentGeneratedMessageDepth パラメーターで指定された数のメッセージが作成されるとき、このメッセージは NDR とともに拒否されます。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-AllowLegacyTLSClients
このパラメーターは、クラウドベースのサービスでのみ使用できます。
{{ Fill AllowLegacyTLSClients Description }}
Type: | System.Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |
-ClearCategories
ClearCategories パラメーターは、コンテンツ変換中に Microsoft Outlook メッセージ カテゴリを保持または削除します。 このパラメーターの有効な入力値は、$true または $false です。 既定値は $true です。 つまり、既定では、Outlook メッセージ カテゴリはコンテンツ変換中に削除されます。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-Confirm
Confirm スイッチは、確認プロンプトを表示するか非表示にするかを指定します。 このスイッチがコマンドレットにどのような影響を与えるかは、先に進む前にコマンドレットで確認が必要となるかどうかで決まります。
- 破壊的なコマンドレット (Remove-* コマンドレットなど) には、続行する前にコマンドの確認を強制する組み込みの一時停止があります。 これらのコマンドレットでは、正確な構文
-Confirm:$false
を使用して、確認プロンプトを省略できます。 - 他のほとんどのコマンドレット (New-* コマンドレットや Set-* コマンドレットなど) には、一時停止が組み込まれています。 これらのコマンドレットの場合、値なしで Confirm スイッチを指定すると、先に進む前に、一時停止してコマンドを確認する必要があります。
Type: | SwitchParameter |
Aliases: | cf |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-ConvertDisclaimerWrapperToEml
ConvertDisclaimerWrapperToEml パラメーターは、以下のすべてに該当する場合に、免責事項に元のメッセージを TNEF 添付ファイルとして追加するか、通常の EML 添付ファイルとして追加するかを指定します。
- メッセージが外部ユーザーに送信される。
- メッセージに送信者の署名がある。
- メッセージが免責事項を追加するトランスポート ルールによって処理される。
送信メッセージに免責事項を追加するトランスポート ルールにおいて送信者の署名があるメッセージが検出された場合、トランスポート ルールによって免責事項を直接メッセージに追加することができません。 このため、免責事項に元のメッセージを添付ファイルとして付けて目的の受信者へ送信されます。
このパラメーターの有効な入力値は、$true または $false です。 既定値は $false です。 このパラメーターを $true に設定すると、元のメッセージが EML 添付ファイルとして送信されます。 それ以外の場合は、TNEF 添付ファイルとして送信されます。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-DiagnosticsAggregationServicePort
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
DiagnosticsAggregationServicePort パラメーターは、メッセージ キュー診断情報の収集に使用される TCP ポートを指定します。 既定値は 9710 です。
Type: | Int32 |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-DomainController
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
DomainController パラメーターは、このコマンドレットで Active Directory からのデータの読み取りまたは Active Directory へのデータの書き込みに使用されるドメイン コントローラーを指定します。 ドメイン コントローラーは、完全修飾ドメイン名 (FQDN) で識別します。 たとえば、dc01.contoso.com です。
DomainController パラメーターは、エッジ トランスポート サーバーではサポートされません。 エッジ トランスポート サーバーは、Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス (AD LDS) のローカル インスタンスを使用してデータの読み書きを行います。
Type: | Fqdn |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-DSNConversionMode
DSNConversionMode パラメーターは、以前のバージョンの Exchange またはその他の電子メール システムによって生成された配信状態通知 (DSN、配信不能レポート、NDR、バウンス メッセージとも呼ばれます) を Exchange が処理する方法を制御します。 有効な値は次のとおりです。
- DoNotConvert: DSN は変更されません。 DSN は標準メッセージとして配信されます。
- PreserveDSNBody: DSN は Exchange 2010 以降の形式に変換され、DSN メッセージの本文のテキストは保持されます。
- UseExchangeDSNs: DSN は Exchange 2010 以降の形式に変換されます。 ただし、元の DSN に関連付けられたカスタマイズされたテキストまたは添付ファイルは上書きされます。
Exchange 2010 および Exchange 2013 の既定値は UseExchangeDSNs です。 それ以外の場合、既定値は PreserveDSNBody です。
Type: | DSNConversionOption |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-ExternalDelayDsnEnabled
この ExternalDelayDsnEnabled パラメーターは、直ちに配信できなかった外部メッセージについて、遅延配信状態通知 (DSN) のメッセージを作成するかどうかを指定します。 このパラメーターの有効な入力値は、$true または $false です。 既定値は $true です。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-ExternalDsnDefaultLanguage
ExternalDsnDefaultLanguage パラメーターは、外部 DSN メッセージを作成するときに既定で使用する Exchange サーバー言語を指定します。 既定値は、既定の Windows サーバー言語です。
Type: | CultureInfo |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-ExternalDsnLanguageDetectionEnabled
ExternalDsnLanguageDetectionEnabled パラメーターは、サーバーが通知を生成した元のメッセージと同じ言語で外部 DSN メッセージを送信するかどうかを指定します。 このパラメーターの有効な入力は、$trueまたは$falseです。既定値は$trueです。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-ExternalDsnMaxMessageAttachSize
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
ExternalDsnMaxMessageAttachSize パラメーターは、外部 DSN メッセージに添付する元のメッセージの最大サイズを指定します。 元のメッセージがこのサイズを超えている場合は、元のメッセージのヘッダーだけが DSN メッセージに含められます。 既定値は 10 MB です。
値を入力するときは、値に以下の単位のいずれかを付加した形式で記述します。
- B (バイト)
- KB (キロバイト)
- MB (メガバイト)
- GB (ギガバイト)
- TB (テラバイト)
通常、単位なしの値はバイトとして扱われますが、小さい値は最も近いキロバイトの値に切り上げられます。
このパラメーターの有効な入力の範囲は、0 ~ 2147483647 バイトです。 値を 0 に指定すると、元のメッセージ ヘッダーのみが外部 DSN メッセージに含められます。
Type: | ByteQuantifiedSize |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-ExternalDsnReportingAuthority
ExternalDsnReportingAuthority パラメーターは、外部 DSN メッセージのマシンで読み取り可能な部分のドメインを指定します。 既定値は空白 ($null) です。つまり、値は、organizationの作成時に指定した権限のあるドメインです。
Type: | SmtpDomain |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-ExternalDsnSendHtml
ExternalDsnSendHtml パラメーターは、外部 DSN メッセージを HTML またはプレーン テキストのどちらにするかを指定します。 有効な値は次のとおりです。
- $true: 外部 DSN は HTML です。 これは既定の値です。
- $false: 外部 DSN はプレーン テキストです。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-ExternalPostmasterAddress
ExternalPostmasterAddress パラメーターは、外部 DSN メッセージの From ヘッダー フィールドの電子メール アドレスを指定します。 既定値はブランク ($null) です。
既定値は、外部のポストマスター アドレスが postmaster@<DefaultAcceptedDomain>
次の場所であることを意味します。
- ハブ トランスポート サーバーまたはメールボックス サーバー上のトランスポート サービス。
- Exchange organizationにサブスクライブされているエッジ トランスポート サーバー。
- Exchange Online。
Exchange organizationにサブスクライブされていないエッジ トランスポート サーバーでは、既定の外部ポストマスター メール アドレスは ですpostmaster@<EdgeTransportServerFQDN>
。
既定の動作を無効にするには、ExternalPostMasterAddress パラメーターに電子メール アドレスを指定します。
Type: | SmtpAddress |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-Force
[強制] スイッチは、警告メッセージまたは確認メッセージを非表示にします。 このスイッチで値を指定する必要はありません。
管理者の入力を求めることが不適切な場合に、このスイッチを使用してタスクをプログラムによって実行することができます。
Type: | SwitchParameter |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-GenerateCopyOfDSNFor
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
GenerateCopyOfDSNFor パラメーターに、監視する DSN コードを指定することにより、メールボックスへコピーする配信不能レポート (NDR) を制御できます。 Exchange 組織内にある 1 つのメールボックス サーバー上と、各エッジ トランスポート サーバー上にローカルで、監視する DSN の一覧を構成する必要があります。
メールボックス サーバーでは、NDR は Exchange 受信者に割り当てられているメールボックスにコピーされます。 エッジ トランスポート サーバーでは、NDR は外部ポストマスターのアドレスに割り当てられているメールボックスへコピーされます。
DSN コードは、x.y.z の形式で入力され、コンマで区切られます。 既定では、以下の DSN コードが監視されます。
- 5.4.8
- 5.4.6
- 5.4.4
- 5.2.4
- 5.2.0
- 5.1.4
複数の値を入力し、既存のエントリを上書きするには、次の構文を使用します。 Value1,Value2,...ValueN
値にスペースが含まれている場合、または引用符が必要な場合は、次の構文を使用します。 "Value1","Value2",..."ValueN"
既存のエントリに影響を与えずに 1 つ以上の値を追加または削除するには、次の構文を使用します。 @{Add="Value1","Value2"...; Remove="Value3","Value4"...}
これらの DSN コードは既定で監視されますが、Exchange 受信者または外部ポストマスターのアドレスに割り当てられたメールボックスがない場合、関連付けられた NDR は Exchange 受信者または外部ポストマスターのアドレスにコピーされません。 既定では、Exchange 受信者または外部ポストマスターのアドレスに割り当てられているメールボックスはありません。
メールボックスを Exchange 受信者に割り当てるには、MicrosoftExchangeRecipientReplyRecipient パラメーターと共に Set-OrganizationConfig コマンドレットを使用します。 外部ポストマスターのアドレスにメールボックスを割り当てるには、postmaster という名前の新しいメールボックスを作成します。 Exchange organizationの既定の電子メール アドレス ポリシーでは、 の postmaster@<AuthoritativeDomain>
SMTP アドレスがメールボックスに自動的に追加されます。
Type: | MultiValuedProperty |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-HeaderPromotionModeSetting
HeaderPromotionModeSetting パラメーターは、受信したメッセージのカスタム X ヘッダーに名前付きプロパティを作成するかどうかを指定します。 有効な値は次のとおりです。
- MustCreate: Exchange は、新しいカスタム X ヘッダーごとに名前付きプロパティを作成します。
- MayCreate: Exchange は、認証された送信者から受信したメッセージに対して、新しいカスタム X ヘッダーごとに名前付きプロパティを作成します。 未認証の送信者から受信したメッセージのカスタム X ヘッダーに対しては、名前付きプロパティは作成されません。
- NoCreate: Exchange は、受信メッセージのカスタム X ヘッダーに基づいて名前付きプロパティを作成しません。 これは既定の値です。
Type: | HeaderPromotionMode |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-Identity
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
このパラメーターは、Microsoft の内部使用のために予約されています。
Type: | OrganizationIdParameter |
Position: | 1 |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | True |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-InternalDelayDsnEnabled
InternalDelayDsnEnabled パラメーターは、すぐに配信できなかった同じ Exchange organization内の受信者または送信者との間で送受信されるメッセージに対して遅延 DSN メッセージを作成するかどうかを指定します。 このパラメーターの有効な入力値は、$true または $false です。 既定値は $true です。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-InternalDsnDefaultLanguage
InternalDsnDefaultLanguage パラメーターは、内部 DSN メッセージを作成するときに既定で使用する Exchange サーバー言語を指定します。 既定値は、既定の Windows サーバー言語です。
Type: | CultureInfo |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-InternalDsnLanguageDetectionEnabled
InternalDsnLanguageDetectionEnabled パラメーターは、サーバーが通知を生成した元のメッセージと同じ言語で内部 DSN メッセージを送信するかどうかを指定します。 このパラメーターの有効な入力値は、$true または $false です。 既定値は $true です。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-InternalDsnMaxMessageAttachSize
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
InternalDsnMaxMessageAttachSize パラメーターは、内部 DSN メッセージを生成した元のメッセージの最大サイズを指定します。 元のメッセージがこのサイズを超えている場合は、元のメッセージのヘッダーだけが DSN メッセージに含められます。 既定値は 10 MB です。
値を入力するときは、値に以下の単位のいずれかを付加した形式で記述します。
- B (バイト)
- KB (キロバイト)
- MB (メガバイト)
- GB (ギガバイト)
通常、単位なしの値はバイトとして扱われますが、小さい値は最も近いキロバイトの値に切り上げられます。
このパラメーターの有効な入力の範囲は、0 ~ 2147483647 バイトです。 値を 0 に指定すると、元のメッセージ ヘッダーのみが内部 DSN メッセージに含められます。
Type: | ByteQuantifiedSize |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-InternalDsnReportingAuthority
InternalDsnReportingAuthority パラメーターは、内部 DSN メッセージのマシンが読み取り可能な部分のドメインを指定します。 既定値は空白 ($null) です。つまり、値は、organizationの作成時に指定した権限のあるドメインです。
Type: | SmtpDomain |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-InternalDsnSendHtml
InternalDsnSendHtml パラメーターは、内部 DSN メッセージを HTML またはプレーン テキストのどちらにするかを指定します。 有効な値は次のとおりです。
- $true: 内部 DSN は HTML です。 これは既定の値です。
- $false: 内部 DSN はプレーン テキストです。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-InternalSMTPServers
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
InternalSMTPServers パラメーターは、Sender ID および接続フィルターが無視する必要のある、内部 SMTP サーバーの IP アドレスまたは IP アドレスの範囲の一覧を指定します。
複数の値を入力し、既存のエントリを上書きするには、次の構文を使用します。 Value1,Value2,...ValueN
値にスペースが含まれている場合、または引用符が必要な場合は、次の構文を使用します。 "Value1","Value2",..."ValueN"
既存のエントリに影響を与えずに 1 つ以上の値を追加または削除するには、次の構文を使用します。 @{Add="Value1","Value2"...; Remove="Value3","Value4"...}
Type: | MultiValuedProperty |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-JournalingReportNdrTo
JournalingReportNdrTo パラメーターは、ジャーナル メールボックスが利用できない場合に、ジャーナル レポートの送信先となる電子メール アドレスを指定します。 既定では、このパラメーターを空のままにすると、Exchange はジャーナル レポートをジャーナリング メールボックスに配信しようとします。 このパラメーターの値として、専用の (ユーザー以外の) メールボックスを使用することをお勧めします。 ジャーナリング メールボックスと同様に、代替ジャーナリング メールボックスをExchange Onlineメールボックスにすることはできません。
Type: | SmtpAddress |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-JournalMessageExpirationDays
このパラメーターは、クラウドベースのサービスでのみ使用できます。
JournalMessageExpirationDays パラメーターは、期限切れになる前に配信不能なジャーナル レポートがキューに入れられる日数を拡張します。 有効な値は、0 から 7 までの整数です。 既定値は 0 です。これは、配信不能なジャーナル レポートが通常の配信不能メッセージのように扱われることを意味します。
Type: | Int32 |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |
-LegacyJournalingMigrationEnabled
このパラメーターは Exchange Server 2010 でのみ使用できます。
LegacyJournalingMigrationEnabled パラメーターは、Microsoft Exchange Server 2003 で生成されたジャーナル メッセージを Exchange 2010 によって再フォーマットするかどうかを指定します。
既定値は $false です。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010 |
-MaxAllowedAgentGeneratedMessageDepth
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
MaxAllowedAgentGeneratedMessageDepth パラメーターは、すべてのエージェントが同じメッセージの結果コピーを処理できる回数を指定します。 既定値は 3 です。 このパラメーターの有効な入力値は整数です。
Type: | UInt32 |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-MaxAllowedAgentGeneratedMessageDepthPerAgent
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
MaxAllowedAgentGeneratedMessageDepthPerAgent パラメーターは、単一のエージェントが同じメッセージの結果コピーを処理できる回数を指定します。 既定値は 2 です。
MaxAllowedAgentGeneratedMessageDepth パラメーターの値は、MaxAllowedAgentGeneratedMessageDepthPerAgent パラメーターの値よりも大きくする必要があります。
Type: | UInt32 |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-MaxDumpsterSizePerDatabase
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
このパラメーターは、Exchange Server 2016 では使用されません。 共存環境の Exchange 2010 サーバーでのみ使用されます。
MaxDumpsterSizePerDatabase パラメーターは、各データベースのハブ トランスポート サーバーでのトランスポート収集の最大サイズを指定します。 既定値は 18 MB です。 このパラメーターの有効な入力の範囲は、0 ~ 2147483647 KB です。
値を入力するときは、値に以下の単位のいずれかを付加した形式で記述します。
- B (バイト)
- KB (キロバイト)
- MB (メガバイト)
- GB (ギガバイト)
- TB (テラバイト)
通常、単位なしの値はバイトとして扱われますが、小さい値は最も近いキロバイトの値に切り上げられます。
トランスポート収集を有効にするには、MaxDumpsterSizePerDatabase パラメーターが 0 より大きい値でなければならず、MaxDumpsterTime パラメーターが 00:00:00 より大きい値でなければなりません。
以降のバージョンの Exchange では、このパラメーターに代わるものはありません。
Type: | ByteQuantifiedSize |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-MaxDumpsterTime
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
このパラメーターは、Exchange Server 2016 では使用されません。 共存環境の Exchange 2010 サーバーでのみ使用されます。
MaxDumpsterTime パラメーターは、ハブ トランスポート サーバー上のトランスポート収集に電子メール メッセージを保存する期間を指定します。 既定値は 7 日間です。
値を指定するには、dd.hh:mm:ss の形式で期間として入力します。ここで、dd = 日、hh = 時間、mm = 分、ss = 秒です。
たとえば、このパラメーターの値を 10 日に設定するには、10.00:00:00 と指定します。 このパラメーターの有効な入力範囲は 00:00:00 ~ 24855.03:14:07 です。
トランスポート収集を有効にするには、MaxDumpsterSizePerStorageGroup パラメーターが 0 より大きい値でなければならず、MaxDumpsterTime パラメーターが 00:00:00 より大きい値でなければなりません。
このパラメーターは SafetyNetHoldTime パラメーターに置き換えられます。
Type: | EnhancedTimeSpan |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-MaxReceiveSize
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
MaxReceiveSize パラメーターは、組織内の受信者が受信できる最大メッセージ サイズを指定します。 既定値は 10 MB です。
値を入力するときは、値に以下の単位のいずれかを付加した形式で記述します。
- B (バイト)
- KB (キロバイト)
- MB (メガバイト)
- GB (ギガバイト)
通常、単位なしの値はバイトとして扱われますが、小さい値は最も近いキロバイトの値に切り上げられます。
有効値は、1.999999 ギガバイト (2147482624 バイト) までの数値、または値の unlimited です。
無制限の値は、最大サイズが他の場所 (サーバー、コネクタ、個々の受信者の制限など) に課されていることを示します。
Base64 エンコードでは、メッセージのサイズが約 33% 増加するため、適用する実際の最大メッセージ サイズより 33% 大きい値を指定します。 たとえば、値 64 MB の場合、最大メッセージ サイズは約 48 MB になります。
Type: | Unlimited |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-MaxRecipientEnvelopeLimit
MaxRecipientEnvelopeLimit パラメーターは、メッセージの受信者の最大数を指定します。 Exchange は、展開されていない配布グループを 1 つの受信者として扱います。
オンプレミス Exchange では、既定値は 500 です。 有効な入力範囲は 0 ~ 2147483647 です。 Unlimited と入力すると、メッセージの受信者数が無制限となります。
Exchange Onlineでは、既定値は無制限です。つまり、1000 の組織の制限が使用されます。 カスタム値は最大 1000 まで入力できます。 詳細については、Microsoft 365 サービスの説明の 「送信制限 」を参照してください。
Type: | Unlimited |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-MaxRetriesForLocalSiteShadow
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
MaxRetriesForLocalSiteShadow パラメーターは、ローカル Active Directory サイトでメッセージのシャドウ コピーを作成する試行の最大数を指定します。 このパラメーターの有効な入力値は、0 ~ 255 の整数です。 既定値は 2 です。 メッセージのシャドウ コピーを作成する合計試行数は、ShadowMessagePreferenceSetting パラメーターによって制御されます。
- ShadowMessagePreferenceSetting が LocalOnly に設定されている場合、メッセージのシャドウ コピーを作成する合計試行数は、MaxRetriesForLocalSiteShadow パラメーターの値です。
- ShadowMessagePreferenceSetting が PreferRemote に設定されている場合、メッセージのシャドウ コピーを作成する合計試行数は、MaxRetriesForLocalSiteShadow および MaxRetriesForRemoteSiteShadow パラメーターの値を合算した値です。
- ShadowMessagePreferenceSetting が RemoteOnly に設定されている場合、MaxRetriesForLocalSiteShadow の値は 0 で、MaxRetriesForLocalSiteShadow パラメーターは、メッセージのシャドウ コピーを作成する合計試行数に影響しません。
指定された回数試行してもメッセージのシャドウ コピーが作成されない場合に、メッセージを受信するか拒否するかは、RejectMessageOnShadowFailure パラメーターによって制御されます。
Type: | Int32 |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-MaxRetriesForRemoteSiteShadow
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
MaxRetriesForRemoteSiteShadow パラメーターは、別の Active Directory サイトでメッセージのシャドウ コピーを作成する試行の最大数を指定します。 このパラメーターの有効な入力値は、0 ~ 255 の整数です。 既定値は 4 です。 メッセージのシャドウ コピーを作成する合計試行数は、ShadowMessagePreferenceSetting パラメーターによって制御されます。
- ShadowMessagePreferenceSetting が RemoteOnly に設定されている場合、メッセージのシャドウ コピーを作成する合計試行数は、MaxRetriesForRemoteSiteShadow パラメーターの値です。
- ShadowMessagePreferenceSetting が PreferRemote に設定されている場合、メッセージのシャドウ コピーを作成する合計試行数は、MaxRetriesForLocalSiteShadow および MaxRetriesForRemoteSiteShadow パラメーターの値を合算した値です。
- ShadowMessagePreferenceSetting が LocalOnly に設定されている場合、MaxRetriesForRemoteSiteShadow の値は 0 で、MaxRetriesForRemoteSiteShadow パラメーターは、メッセージのシャドウ コピーを作成する合計試行数に影響しません。
指定された回数試行してもメッセージのシャドウ コピーが作成されない場合に、メッセージを受信するか拒否するかは、RejectMessageOnShadowFailure パラメーターによって制御されます。
Type: | Int32 |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-MaxSendSize
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
MaxSendSize パラメーターは、組織内の送信者が送信できる最大メッセージ サイズを指定します。 既定値は 10 MB です。
値を入力するときは、値に以下の単位のいずれかを付加した形式で記述します。
- B (バイト)
- KB (キロバイト)
- MB (メガバイト)
- GB (ギガバイト)
通常、単位なしの値はバイトとして扱われますが、小さい値は最も近いキロバイトの値に切り上げられます。
有効値は、1.999999 ギガバイト (2147482624 バイト) までの数値、または値の unlimited です。
値 unlimited は、最大サイズが他の場所 (サーバー、コネクタ、個々の送信者の制限など) に課されていることを示します。
Base64 エンコードでは、メッセージのサイズが約 33% 増加するため、適用する実際の最大メッセージ サイズより 33% 大きい値を指定します。 たとえば、値 64 MB の場合、最大メッセージ サイズは約 48 MB になります。
Type: | Unlimited |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-MessageExpiration
このパラメーターは、クラウドベースのサービスでのみ使用できます。
MessageExpiration パラメーターは、organizationのメッセージ有効期限タイムアウト間隔を指定します。
値を指定するには、dd.hh:mm:ss の形式で期間として入力します。ここで、dd = 日、hh = 時間、mm = 分、ss = 秒です。
既定値は 1.00:00:00 または 1 日です。
有効な値は、12 時間 (0.12:00:00) から 24 時間 (1.00:00:00) までです。
キューに入ったメッセージは通常、24 時間後に期限切れになり、配信に失敗した NDR が発生します。 この値を変更すると、該当する新しい時刻に NDR が送信されます。
Type: | EnhancedTimeSpan |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |
-QueueDiagnosticsAggregationInterval
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
QueueDiagnosticsAggregationInterval パラメーターは、メッセージ キュー診断情報の取得に使用されるポーリング間隔を指定します。 既定値は 00:01:00、つまり 1 分間です。
値を指定するには、期間として dd.hh:mm:ss を入力します。dd = days、hh = hours、mm = minutes、ss = seconds です。
Type: | EnhancedTimeSpan |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-RejectMessageOnShadowFailure
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
RejectMessageOnShadowFailure パラメーターは、メッセージのシャドウ コピーを作成できない場合にメッセージを受け入れるか拒否するかを指定します。 有効な値は次のとおりです。
- $true: メッセージは SMTP コード 450 4.5.1 で拒否されます。 この値は、データベース可用性グループ (DAG) またはメッセージのシャドウ コピーを作成できる Active Directory サイトに複数のメールボックス サーバーがある場合にのみ使用します。
- $false: メッセージはシャドウ コピーを作成せずに受け入れられます。 これは既定の値です。
メッセージのシャドウ コピーを作成する試行数とシャドウ コピーを作成する場所は、MaxRetriesForLocalSiteShadow、MaxRetriesForRemoteSiteShadow、および ShadowMessagePreferenceSetting パラメーターの設定によって制御されます。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-ReplyAllStormBlockDurationHours
このパラメーターは、クラウドベースのサービスでのみ使用できます。
{{ Fill ReplyAllStormBlockDurationHours Description }}
Type: | Int32 |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |
-ReplyAllStormDetectionMinimumRecipients
このパラメーターは、クラウドベースのサービスでのみ使用できます。
{{ Fill ReplyAllStormDetectionMinimumRecipients Description }}
Type: | Int32 |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |
-ReplyAllStormDetectionMinimumReplies
このパラメーターは、クラウドベースのサービスでのみ使用できます。
{{ Fill ReplyAllStormDetectionMinimumReplies Description }}
Type: | Int32 |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |
-ReplyAllStormProtectionEnabled
このパラメーターは、クラウドベースのサービスでのみ使用できます。
{{ Fill ReplyAllStormProtectionEnabled Description }}
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |
-Rfc2231EncodingEnabled
Rfc2231EncodingEnabled パラメーターは、送信メッセージの MIME パラメーターの RFC 2231 エンコードを組織で有効にするかどうかを指定します。 このパラメーターの有効な入力値は、$true または $false です。 既定値は $false です。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-SafetyNetHoldTime
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
SafetyNetHoldTime パラメーターでは、正常に処理されたメッセージのコピーをセーフティ ネットに保持する期間を指定します。 メッセージの未確認シャドウ コピーは、Set-TransportService コマンドレットの SafetyNetHoldTime パラメーターおよび MessageExpirationTimeout パラメーターに追加する値に基づいて、自動的にセーフティ ネットの期限が切れます。
値を指定するには、dd.hh:mm:ss の形式で期間として入力します。ここで、dd = 日、hh = 時間、mm = 分、ss = 秒です。
既定値は 2.00:00:00、つまり 2 日間です。
Type: | EnhancedTimeSpan |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-ShadowHeartbeatFrequency
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
ShadowHeartbeatFrequency パラメーターは、シャドウ メッセージの状態を破棄するクエリを実行するプライマリ サーバーへの接続を確立する前に、サーバーが待機する時間を指定します。
値を指定するには、dd.hh:mm:ss の形式で期間として入力します。ここで、dd = 日、hh = 時間、mm = 分、ss = 秒です。
このパラメーターの有効な入力は 00:00:01 ~ 1.00:00:00 です。 既定値は 00:02:00、つまり 2 分間です。
Type: | EnhancedTimeSpan |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-ShadowHeartbeatRetryCount
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
このパラメーターは、Exchange Server 2016 では使用されません。 共存環境の Exchange 2010 サーバーでのみ使用されます。
ShadowHeartbeatRetryCount パラメーターは、プライマリ サーバーで障害が発生したと判断する前に、待機するサーバーのタイムアウトの回数を指定し、プライマリ サーバー向けのシャドウ キュー中の到達不能なシャドウ メッセージの所有権を仮定します。 このパラメーターの有効な入力値は、1 ~ 15 の整数です。 既定値は 12 です。
このパラメーターは ShadowResubmitTimeSpan パラメーターに置き換えられます。
Type: | Int32 |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-ShadowHeartbeatTimeoutInterval
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
このパラメーターは、Exchange Server 2016 では使用されません。 共存環境の Exchange 2010 サーバーでのみ使用されます。
ShadowHeartbeatTimeoutInterval パラメーターは、シャドウ メッセージの状態を破棄するクエリを実行するプライマリ サーバーへの接続を確立する前に、サーバーが待機する時間を指定します。
値を指定するには、dd.hh:mm:ss の形式で期間として入力します。ここで、dd = 日、hh = 時間、mm = 分、ss = 秒です。
このパラメーターの有効な入力は 00:00:01 ~ 1.00:00:00 です。 既定値は 00:15:00、つまり 15 分間です。
このパラメーターは ShadowHeartbeatFrequency パラメーターに置き換えられます。
Type: | EnhancedTimeSpan |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-ShadowMessageAutoDiscardInterval
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
ShadowMessageAutoDiscardInterval パラメーターには、サーバーがシャドウ メッセージの破棄イベントを保持する時間を指定します。 プライマリ サーバーは、シャドウ サーバーがクエリを実行するまで破棄イベントをキューに保持します。 しかし、パラメーターで指定した期間内にプライマリ サーバーに対してシャドウ サーバーがクエリを実行しない場合は、プライマリ サーバーは、キューにある破棄イベントを削除します。
値を指定するには、dd.hh:mm:ss の形式で期間として入力します。ここで、dd = 日、hh = 時間、mm = 分、ss = 秒です。
このパラメーターの有効な入力値は、00:00:05 から 90.00:00:00 です。 既定値は 2.00:00:00、つまり 2 日間です。
Type: | EnhancedTimeSpan |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-ShadowMessagePreferenceSetting
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
ShadowMessagePreferenceSetting パラメーターで、メッセージのシャドウ コピーを作成する既定の場所を指定できます。 有効な値は次のとおりです。
- LocalOnly: メッセージのシャドウ コピーは、ローカル Active Directory サイト内のサーバーでのみ行う必要があります。
- RemoteOnly: メッセージのシャドウ コピーは、別の Active Directory サイト内のサーバーでのみ行う必要があります。
- PreferRemote: 別の Active Directory サイトでメッセージのシャドウ コピーを作成してみてください。 操作が失敗した場合は、ローカル Active Directory サイト内のサーバーでメッセージのシャドウ コピーを作成してみてください。
既定値は PreferRemote です。
Type: | ShadowMessagePreference |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-ShadowRedundancyEnabled
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
ShadowRedundancyEnabled パラメーターは、組織でシャドウ冗長性を有効にするかどうかを指定します。 このパラメーターの有効な入力値は、$true または $false です。 既定値は $true です。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-ShadowResubmitTimeSpan
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
ShadowResubmitTimeSpan パラメーターは、プライマリ サーバーで障害が発生したと判断する前に、サーバーが待機する時間を指定し、プライマリ サーバー向けのシャドウ キュー中の到達不能なシャドウ メッセージの所有権を仮定します。
値を指定するには、dd.hh:mm:ss の形式で期間として入力します。ここで、dd = 日、hh = 時間、mm = 分、ss = 秒です。
このパラメーターの有効な入力は 00:00:01 ~ 1.00:00:00 です。 既定値は 03:00:00 つまり 3 時間です。
このパラメーターは ShadowHeartbeatRetryCount パラメーターに置き換わります。
Type: | EnhancedTimeSpan |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-SmtpClientAuthenticationDisabled
このパラメーターは、クラウドベースのサービスでのみ使用できます。
SmtpClientAuthenticationDisabled パラメーターは、organization全体の認証済み SMTP (SMTP AUTH) を無効にするかどうかを指定します。 電子メール メッセージを送信するために認証 SMTP を必要とするクライアントとサービスの例を次に示します。
- POP3 と IMAP4 クライアントのシナリオで使用されます。
- 電子メールへのスキャン機能を備えたデバイス。
- 電子メール通知を送信するワークフロー アプリケーション。
- organization内の内部電子メール アドレスを使用してメッセージを送信するオンライン サービス。
PasswordQuality パラメーターは、デバイス パスワードに必要なパスワードの最小品質レベルを指定します。パスワードの品質は、パスワードのセキュリティと複雑さを示す数値の尺度です。品質の値が大きいほど、より安全なパスワードであることを示します。
- $true: 認証済み SMTP が無効になっています。 これは、2020 年 1 月以降に作成された組織の既定値です。
- $false: 認証済み SMTP が有効になっています。
個々のメールボックスで認証された SMTP を制御する対応するパラメーターは、Set-CASMailbox コマンドレットの SmtpClientAuthenticationDisabled パラメーターです。 既定のメールボックスの値は空白 ($null) です。つまり、メールボックスの設定はこの組織の設定によって制御されます。
特定のメールボックスに対してのみ認証済み SMTP を選択的に有効にするには、組織レベル ($true) で認証済み SMTP を無効にし、特定のメールボックス ($false) に対して有効にし、残りのメールボックスを既定値 ($null) のままにします。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |
-SupervisionTags
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
SupervisionTags パラメーターは、組織のトランスポート監督に使用するタグ類を指定します。
Exchange をインストールすると、既定で Allow と Reject の 2 種類のタグが作成されます。
Type: | MultiValuedProperty |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-TLSReceiveDomainSecureList
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
TLSReceiveDomainSecureList パラメーターは、相互トランスポート層セキュリティ (TLS) 認証を使用してドメインのセキュリティで保護される電子メールを受信するドメインを指定します。 相互 TLS 認証を完全にサポートするには、以下の手順を実行する必要があります。
- TLSReceiveDomainSecureList パラメーターで指定したドメインからメッセージを受信する受信コネクタでドメイン セキュリティ (相互認証 TLS) と TLS 認証方法を有効にします。
- TLSSendDomainSecureList パラメーターを使用してドメインのセキュリティで保護された電子メールの送信先ドメインを指定します。
- TLSSendDomainSecureList パラメーターで指定したドメインにメッセージを送信する送信コネクタでドメイン セキュリティ (相互認証 TLS) を有効にします。
複数の値を入力し、既存のエントリを上書きするには、次の構文を使用します。 Value1,Value2,...ValueN
値にスペースが含まれている場合、または引用符が必要な場合は、次の構文を使用します。 "Value1","Value2",..."ValueN"
既存のエントリに影響を与えずに 1 つ以上の値を追加または削除するには、次の構文を使用します。 @{Add="Value1","Value2"...; Remove="Value3","Value4"...}
TLSReceiveDomainSecureList パラメーターまたは TLSSendDomainSecureList パラメーターで指定するドメインでは、ワイルドカード文字 (*) はサポートされません。 両方のパラメーターの既定値は空のリスト ({}) です。
Type: | MultiValuedProperty |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-TLSSendDomainSecureList
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
TLSSendDomainSecureList パラメーターは、相互 TLS 認証を使用してドメインのセキュリティで保護される電子メールを送信するドメインを指定します。 相互 TLS 認証を完全にサポートするには、以下の手順を実行する必要があります。
- TLSSendDomainSecureList パラメーターで指定したドメインにメッセージを送信する送信コネクタでドメイン セキュリティ (相互認証 TLS) を有効にします。
- TLSReceiveDomainSecureList パラメーターを使用してドメインのセキュリティで保護された電子メールの送信元ドメインを指定します。
- TLSReceiveDomainSecureList パラメーターで指定したドメインからメッセージを受信する受信コネクタでドメイン セキュリティ (相互認証 TLS) と TLS 認証方法を有効にします。
複数の値を入力し、既存のエントリを上書きするには、次の構文を使用します。 Value1,Value2,...ValueN
値にスペースが含まれている場合、または引用符が必要な場合は、次の構文を使用します。 "Value1","Value2",..."ValueN"
既存のエントリに影響を与えずに 1 つ以上の値を追加または削除するには、次の構文を使用します。 @{Add="Value1","Value2"...; Remove="Value3","Value4"...}
複数のドメインを指定する場合は、コンマで区切ります。 TLSSendDomainSecureList パラメーターまたは TLSReceiveSecureList パラメーターで指定するドメインでは、ワイルドカード文字 (*) はサポートされません。 両方のパラメーターの既定値は空のリスト ({}) です。
Type: | MultiValuedProperty |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-TransportRuleAttachmentTextScanLimit
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
TransportRuleAttachmentTextScanLimit パラメーターは、トランスポート ルールおよびデータ損失防止 (DLP) ポリシーにおける添付ファイル スキャン予測によって、スキャン対象の添付ファイルから抽出されるテキストの最大サイズを指定します。
値を入力するときは、値に以下の単位のいずれかを付加した形式で記述します。
- B (バイト)
- KB (キロバイト)
- MB (メガバイト)
- GB (ギガバイト)
通常、単位なしの値はバイトとして扱われますが、小さい値は最も近いキロバイトの値に切り上げられます。
Exchange Online、Exchange 2019、および Exchange 2016 では、既定値は 1 MB (1,048,576 バイト) です。 Exchange 2013 では、既定値は 150 KB (153,600 バイト) です。
添付ファイルのテキスト量がこのパラメーターの値を超える場合は、指定した量のテキストだけがスキャンされます。 たとえば、5 MB の添付ファイルに 300 KB のテキストが含まれており、TransportRuleAttachmentTextScanLimit の値が 150 KB の場合は、テキストの最初の 150 KB のみが抽出されスキャンされます。
Type: | ByteQuantifiedSize |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-VerifySecureSubmitEnabled
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
VerifySecureSubmitEnabled パラメーターは、メールボックス サーバーのメールボックスからメッセージを送信している電子メール クライアントが、暗号化された MAPI 発信を使用しているかどうかを確認します。 このパラメーターの有効な値は、$true または $false です。 既定値は $false
VerifySecureSubmitEnabled パラメーターを $true に設定し、Outlook 2010 以降を使用してメッセージを送信すると、メッセージはセキュリティで保護された状態としてマークされます。 以前のバージョンの Outlook を使用してメッセージを送信する場合、メッセージは匿名としてマークされます。
VerifySecureSubmitEnabled パラメーターが $false に設定されている場合、すべての MAPI メッセージの発信はセキュリティで保護されているとマークされます。 メールボックス サーバーのメールボックスから任意の MAPI クライアントを使用して送信されたメッセージは、暗号化された MAPI 発信かどうかをチェックされません。 Exchange organizationで以前のバージョンの Outlook を使用する場合は、VerifySecureSubmitEnabled パラメーターを $falseに設定する必要があります。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
-VoicemailJournalingEnabled
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用可能で正常に機能します。
VoicemailJournalingEnabled パラメーターは、ユニファイド メッセージング ボイス メール メッセージをジャーナル エージェントでジャーナル処理するかどうかを指定します。 このパラメーターの有効な入力値は、$true または $false です。 既定値は $true です。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-WhatIf
WhatIf スイッチは、コマンドの操作をシミュレートします。 このスイッチを使用すると、実際にその変更内容を適用せずに、発生する変更を確認できます。 このスイッチで値を指定する必要はありません。
Type: | SwitchParameter |
Aliases: | wi |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online |
-Xexch50Enabled
このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。
Xexch50Enabled パラメーターは、Exchange 2003 を実行しているコンピューターとの下位互換性のために Xexch50 認証を有効にするかどうかを指定します。 このパラメーターの有効な入力値は、$true または $false です。 既定値は $true です。
Type: | Boolean |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019 |
入力
Input types
このコマンドレットに使用できる入力の種類を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 コマンドレットで入力の種類のフィールドが空白の場合、そのコマンドレットには入力データを指定できません。
出力
Output types
このコマンドレットに使用できる戻り値の型 (出力の種類) を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 出力の種類のフィールドが空白の場合、コマンドレットはデータを返しません。