Get-AttachmentFilterEntry

このコマンドレットは、オンプレミスの Exchange のエッジ トランスポート サーバーでのみ使用可能または有効になります。

エッジ トランスポート サーバーで添付ファイル フィルター エージェントが使用する添付ファイル フィルター エントリの一覧を表示するには、Get-AttachmentFilterEntry コマンドレットを使用します。

以下の構文セクションのパラメーター セットの詳細については、「Exchangeのコマンドレット構文」を参照してください。

構文

Get-AttachmentFilterEntry
   [[-Identity] <String>]
   [-DomainController <Fqdn>]
   [<CommonParameters>]

説明

エッジ トランスポート サーバーでは、添付ファイル フィルター エージェントが添付ファイルのコンテンツ タイプおよびファイル名に基づいて、メッセージの添付ファイルをブロックします。 指定した添付ファイルを含むメッセージを処理する方法は、添付ファイル フィルター エージェントの構成内容によって決まります。 添付ファイル フィルター エージェントを構成する方法の詳細については、「Set-AttachmentFilterListConfig」を参照してください。

エッジ トランスポート サーバーで、このコマンドレットを実行するには、ローカルの Administrators グループのメンバーである必要があります。

例 1

Get-AttachmentFilterEntry

この例では、すべての添付ファイル フィルターのエントリが返されます。

例 2

Get-AttachmentFilterEntry FileName:*.txt

この例では、.txt という拡張子を持つファイル名をフィルター処理する添付ファイル フィルターのエントリのみが返されます。

例 3

Get-AttachmentFilterEntry ContentType:image/jpeg

この例では、MIME コンテンツの種類が image/jpeg の添付ファイルをフィルター処理する添付ファイル フィルターのエントリのみが返されます。

パラメーター

-DomainController

DomainController パラメーターは、このコマンドレットで Active Directory からのデータの読み取りまたは Active Directory へのデータの書き込みに使用されるドメイン コントローラーを指定します。 ドメイン コントローラーは、完全修飾ドメイン名 (FQDN) で識別します。 たとえば、dc01.contoso.com です。

DomainController パラメーターは、エッジ トランスポート サーバーではサポートされません。 エッジ トランスポート サーバーは、Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス (AD LDS) のローカル インスタンスを使用してデータの読み書きを行います。

Type:Fqdn
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019

-Identity

Identity パラメーターは、コマンドが取得する添付ファイル フィルター エントリを指定します。 Identity パラメーターは Type:Name 形式の値を受け入れます。Type は次のいずれかの値です。

  • ContentType: この値は、添付ファイル フィルター エントリと MIME コンテンツ タイプと一致します。
  • FileName: この値は、添付ファイル フィルター エントリを単純なファイル名と一致します。
Type:String
Position:1
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019

入力

Input types

このコマンドレットに使用できる入力の種類を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 コマンドレットで入力の種類のフィールドが空白の場合、そのコマンドレットには入力データを指定できません。

出力

Output types

このコマンドレットに使用できる戻り値の型 (出力の種類) を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 出力の種類のフィールドが空白の場合、コマンドレットはデータを返しません。