Get-AuditLogSearch

このコマンドレットは、オンプレミスの Exchange およびクラウド ベースのサービスで使用できます。 一部のパラメーターおよび設定は、いずれかの環境専用となっている場合があります。

Get-AuditLogSearch コマンドレットを使用すると、New-AdminAuditLogSearch または New-MailboxAuditLogSearch コマンドレットで作成した現在の監査ログ検索のリストを返します。 また、Get-AuditLogSearch コマンドレットは、管理者が Exchange 管理センター (EAC) を使用して監査ログをエクスポートするたびに開始される監査ログ検索も返します。

以下の構文セクションのパラメーター セットの詳細については、「Exchangeのコマンドレット構文」を参照してください。

構文

Get-AuditLogSearch
   [[-Identity] <AuditLogSearchIdParameter>]
   [-CreatedAfter <ExDateTime>]
   [-CreatedBefore <ExDateTime>]
   [-ResultSize <Int32>]
   [-Type <String>]
   [<CommonParameters>]

説明

Get-AuditLogSearch コマンドレットを実行して、保留状態の監査ログ検索のリストを返します。 監査ログの検索が完了すると、監査ログ検索の一覧には表示されません。

このコマンドレットを実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。 このトピックにはこのコマンドレットのすべてのパラメーターが一覧表示されていますが、自分に割り当てられているアクセス許可に含まれていない一部のパラメーターにはアクセスできません。 コマンドレットを組織内で実行するために必要になるアクセス許可とパラメーターを調べるには、「 Find the permissions required to run any Exchange cmdlet」を参照してください。

例 1

Get-AuditLogSearch | Format-List

次の使用例はすべての現在の監査ログ検索の詳細情報を表示します。

例 2

Get-AuditLogSearch -Type admin

次の使用例は、現在の管理者監査ログ検索のリストを返します。

パラメーター

-CreatedAfter

CreatedAfter パラメータは、指定した日付よりも新しい監査ログの検索結果にフィルターを適用します。

コマンドを実行するコンピューターの [地域のオプション] 設定で定義されている短い日付形式を使用します。 たとえば、短い日付形式 mm/dd/yyyy を使用するようにコンピューターが構成されている場合は、「09/01/2018」と入力して 2018 年 9 月 1 日を指定します。 日付のみを入力したり、日付と時刻を入力することもできます。 日付と時刻を入力する場合は、値を引用符 (”) で囲む必要があります (例: "09/01/2018 5:00 PM")。

Type:ExDateTime
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online, Exchange Online Protection

-CreatedBefore

CreatedBefore パラメータは、指定した日付よりも古い監査ログの検索結果にフィルターを適用します。

コマンドを実行するコンピューターの [地域のオプション] 設定で定義されている短い日付形式を使用します。 たとえば、短い日付形式 mm/dd/yyyy を使用するようにコンピューターが構成されている場合は、「09/01/2018」と入力して 2018 年 9 月 1 日を指定します。 日付のみを入力したり、日付と時刻を入力することもできます。 日付と時刻を入力する場合は、値を引用符 (”) で囲む必要があります (例: "09/01/2018 5:00 PM")。

Type:ExDateTime
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online, Exchange Online Protection

-Identity

Identity パラメーターが、監査ログ検索の GUID を指定します。 Get-AuditLogSearch | Format-List Identity コマンドを実行すると、現在のすべての監査ログ検索の GUID が表示されます。

Type:AuditLogSearchIdParameter
Position:1
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:True
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online, Exchange Online Protection

-ResultSize

ResultSize パラメーターは、返される結果の最大数を指定します。 クエリに一致するすべてのリクエストを返す場合は、このパラメーターの値に unlimited を使用します。 既定値は 1,000 です。

Type:Int32
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online, Exchange Online Protection

-Type

Type パラメーターは、監査ログ検索のどの種類を返すかを指定します。 Admin の値を使用して管理者監査ログ検索を返すか、mailbox を使用してメールボックス監査ログ検索を返します。 Type パラメーターを使用していない場合のコマンドレットは、管理者監査ログ検索とメールボックス監査ログ検索の両方を返します。

Type:String
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online, Exchange Online Protection

入力

Input types

このコマンドレットに使用できる入力の種類を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 コマンドレットで入力の種類のフィールドが空白の場合、そのコマンドレットには入力データを指定できません。

出力

Output types

このコマンドレットに使用できる戻り値の型 (出力の種類) を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 出力の種類のフィールドが空白の場合、コマンドレットはデータを返しません。