Get-EmailAddressPolicy

このコマンドレットは、オンプレミスの Exchange およびクラウド ベースのサービスで使用できます。 一部のパラメーターおよび設定は、いずれかの環境専用となっている場合があります。

メール アドレス ポリシーを表示するには、Get-EmailAddressPolicy コマンドレットを使用します。 Exchange Onlineでは、メール アドレス ポリシーはMicrosoft 365 グループでのみ使用できます。

以下の構文セクションのパラメーター セットの詳細については、「Exchangeのコマンドレット構文」を参照してください。

構文

Get-EmailAddressPolicy
   [[-Identity] <EmailAddressPolicyIdParameter>]
   [-DomainController <Fqdn>]
   [-IncludeMailboxSettingOnlyPolicy]
   [<CommonParameters>]

説明

このコマンドレットを実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。 このトピックにはこのコマンドレットのすべてのパラメーターが一覧表示されていますが、自分に割り当てられているアクセス許可に含まれていない一部のパラメーターにはアクセスできません。 コマンドレットを組織内で実行するために必要になるアクセス許可とパラメーターを調べるには、「 Find the permissions required to run any Exchange cmdlet」を参照してください。

例 1

Get-EmailAddressPolicy

この例では、組織内にあるすべてのデータのメール アドレス ポリシーの要約リストを返します。

例 2

Get-EmailAddressPolicy -Identity "Contoso Employees"

次の例では、Contoso Employees というメール アドレス ポリシーの詳細情報が返されます。

パラメーター

-DomainController

このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。

DomainController パラメーターは、このコマンドレットで Active Directory からのデータの読み取りまたは Active Directory へのデータの書き込みに使用されるドメイン コントローラーを指定します。 ドメイン コントローラーは、完全修飾ドメイン名 (FQDN) で識別します。 たとえば、dc01.contoso.com です。

Type:Fqdn
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019

-Identity

Identity パラメーターは、表示するメール アドレス ポリシーを指定します。 ポリシーを一意に識別する任意の値を使用できます。 次に例を示します。

  • 名前
  • 識別名 (DN)
  • GUID
Type:EmailAddressPolicyIdParameter
Position:1
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:True
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online, Exchange Online Protection

-IncludeMailboxSettingOnlyPolicy

このパラメーターは Exchange Server 2010 でのみ正常に機能します。

IncludeMailboxSettingOnlyPolicy スイッチは、メールボックス管理構成のみを含む 2003 Microsoft Exchange Serverアドレス ポリシーを取得します。 このスイッチで値を指定する必要はありません。

Microsoft Exchange Server 2010 では、アドレス ポリシー設定のみを含むポリシーと、アドレス ポリシー設定とメールボックス管理構成を含むポリシーがサポートされています。 Exchange 2010 では、メールボックス管理構成のみを含むポリシーはサポートされていませんが、メールボックス管理構成のみを含む Exchange 2003 ポリシーは既定で保持され、アップグレードされません。

メールボックス管理構成のみを含むアドレス ポリシーの属性は、Exchange 2010 では変更できません。 これらのポリシーは削除のみ可能です。

Type:SwitchParameter
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019

入力

Input types

このコマンドレットに使用できる入力の種類を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 コマンドレットで入力の種類のフィールドが空白の場合、そのコマンドレットには入力データを指定できません。

出力

Output types

このコマンドレットに使用できる戻り値の型 (出力の種類) を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 出力の種類のフィールドが空白の場合、コマンドレットはデータを返しません。