Get-FederatedOrganizationIdentifier

このコマンドレットは、オンプレミスの Exchange およびクラウド ベースのサービスで使用できます。 一部のパラメーターおよび設定は、いずれかの環境専用となっている場合があります。

Get-FederatedOrganizationIdentifier コマンドレットを使用して、Exchange 組織のフェデレーション組織識別子と、フェデレーション ドメイン、組織の連絡先、状態などの関連する詳細を取得します。

詳細については、「 フェデレーション」を参照してください。

以下の構文セクションのパラメーター セットの詳細については、「Exchangeのコマンドレット構文」を参照してください。

構文

Get-FederatedOrganizationIdentifier
   [[-Identity] <OrganizationIdParameter>]
   [-DomainController <Fqdn>]
   [-IncludeExtendedDomainInfo]
   [<CommonParameters>]

説明

このコマンドレットを実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。 このトピックにはこのコマンドレットのすべてのパラメーターが一覧表示されていますが、自分に割り当てられているアクセス許可に含まれていない一部のパラメーターにはアクセスできません。 コマンドレットを組織内で実行するために必要になるアクセス許可とパラメーターを調べるには、「 Find the permissions required to run any Exchange cmdlet」を参照してください。

例 1

Get-FederatedOrganizationIdentifier

次の使用例は、Exchange 組織のフェデレーション組織識別子を取得します。

例 2

Get-FederatedOrganizationIdentifier -IncludeExtendedDomainInfo

次の使用例は、Exchange 組織のフェデレーション組織識別子を取得します。 IncludeExtendedDomainInfo スイッチは、フェデレーション ドメインの状態を Microsoft Federation Gateway から返すために使用されます。

パラメーター

-DomainController

このパラメーターは、オンプレミスの Exchange でのみ使用できます。

DomainController パラメーターは、このコマンドレットで Active Directory からのデータの読み取りまたは Active Directory へのデータの書き込みに使用されるドメイン コントローラーを指定します。 ドメイン コントローラーは、完全修飾ドメイン名 (FQDN) で識別します。 たとえば、dc01.contoso.com です。

Type:Fqdn
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019

-Identity

Identity パラメーターには、組織 ID を指定します。

Type:OrganizationIdParameter
Position:1
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:True
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online, Exchange Online Protection

-IncludeExtendedDomainInfo

IncludeExtendedDomainInfo スイッチは、フェデレーションされた各承認済みドメインの状態に関して、コマンドが Microsoft Federation Gateway にクエリ実行するように指定します。 このスイッチで値を指定する必要はありません。

この結果、Domains プロパティの各ドメインの状態が返されます。

Type:SwitchParameter
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019, Exchange Online, Exchange Online Protection

入力

Input types

このコマンドレットに使用できる入力の種類を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 コマンドレットで入力の種類のフィールドが空白の場合、そのコマンドレットには入力データを指定できません。

出力

Output types

このコマンドレットに使用できる戻り値の型 (出力の種類) を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 出力の種類のフィールドが空白の場合、コマンドレットはデータを返しません。