Get-NetworkConnectionInfo

このコマンドレットは、オンプレミスの Exchange でのみ使用可能です。

ローカル サーバーに構成されているすべてのネットワーク アダプターについてのネットワーク構成情報を表示するには、Get-NetworkConnectionInfo コマンドレットを使用します。

以下の構文セクションのパラメーター セットの詳細については、「Exchangeのコマンドレット構文」を参照してください。

構文

Get-NetworkConnectionInfo
   [[-Identity] <ServerIdParameter>]
   [-DomainController <Fqdn>]
   [<CommonParameters>]

説明

このコマンドレットは、サーバーに構成されている各ネットワーク アダプターについて以下の構成情報を取得します。

  • [名前]: このフィールドには、ネットワーク アダプターの名前が表示されます。 この名前は、ネットワーク アダプターの製造元とモデル、またはネットワーク アダプターの管理者が指定した名前を示します。
  • DnsServers:このフィールドには、ネットワーク アダプターが使用している DNS サーバーが表示されます。 各サーバー名は、コンマで区切られています。
  • IPAddresses:このフィールドには、ネットワーク アダプターが使用している IP アドレスが表示されます。 各 IP アドレスは、コンマで区切られています。
  • AdapterGuid: このフィールドには、Windows によってネットワーク アダプターに割り当てられた GUID が表示されます。
  • MacAddress:このフィールドには、ネットワーク アダプターのメディア アクセス制御 (MAC) アドレスが表示されます。

このコマンドレットを実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。 このトピックにはこのコマンドレットのすべてのパラメーターが一覧表示されていますが、自分に割り当てられているアクセス許可に含まれていない一部のパラメーターにはアクセスできません。 コマンドレットを組織内で実行するために必要になるアクセス許可とパラメーターを調べるには、「 Find the permissions required to run any Exchange cmdlet」を参照してください。

例 1

Get-NetworkConnectionInfo Mailbox01

この例では、Mailbox01 というサーバーのすべてのネットワーク アダプターについてのネットワーク構成情報を取得します。

パラメーター

-DomainController

DomainController パラメーターは、このコマンドレットで Active Directory からのデータの読み取りまたは Active Directory へのデータの書き込みに使用されるドメイン コントローラーを指定します。 ドメイン コントローラーは、完全修飾ドメイン名 (FQDN) で識別します。 たとえば、dc01.contoso.com です。

DomainController パラメーターは、エッジ トランスポート サーバーではサポートされません。 エッジ トランスポート サーバーは、Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス (AD LDS) のローカル インスタンスを使用してデータの読み書きを行います。

Type:Fqdn
Position:Named
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:False
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019

-Identity

Identity パラメーターは、照会するサーバーを指定します。 サーバーを一意に識別する任意の値を使用できます。 次に例を示します。

  • 名前
  • FQDN
  • 識別名 (DN)
  • Exchange の従来の DN

Identity パラメーターを止揚しないと、コマンドはローカル サーバー上で実行されます。

Type:ServerIdParameter
Position:1
Default value:None
Required:False
Accept pipeline input:True
Accept wildcard characters:False
Applies to:Exchange Server 2010, Exchange Server 2013, Exchange Server 2016, Exchange Server 2019

入力

Input types

このコマンドレットに使用できる入力の種類を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 コマンドレットで入力の種類のフィールドが空白の場合、そのコマンドレットには入力データを指定できません。

出力

Output types

このコマンドレットに使用できる戻り値の型 (出力の種類) を確認するには、「コマンドレットの入力および出力の種類」をご覧ください。 出力の種類のフィールドが空白の場合、コマンドレットはデータを返しません。