Get-SafeLinksAggregateReport
このコマンドレットは、クラウドベースのサービスでのみ使用できます。
Get-SafeLinksAggregateReport コマンドレットを使用して、過去 90 日間の安全なリンクの結果に関する一般的な情報を返します。 [昨日] は、指定できる最新の日付です。
以下の構文セクションのパラメーター セットの詳細については、「Exchangeのコマンドレット構文」を参照してください。
構文
Get-SafeLinksAggregateReport
[-Action <MultiValuedProperty>]
[-AppNameList <MultiValuedProperty>]
[-EndDate <System.DateTime>]
[-StartDate <System.DateTime>]
[-SummarizeBy <String>]
[<CommonParameters>]
説明
注: 日付範囲を指定せずにGet-SafeLinksAggregateReportを実行すると、コマンドは指定されていないエラーを返します。
安全なリンクは、電子メール メッセージ内のリンクをチェックして、悪意のある Web サイトにつながるかどうかを確認する、Microsoft Defender for Office 365の機能です。 ユーザーがメッセージ内のリンクをクリックすると、一時的に URL が書き換えられて、悪意のある既知の Web サイトの一覧と照合されます。
指定したレポート期間に関して、コマンドレットは次の情報を返します。
- アクション
- アプリ
- MessageCount
- RecipientCount
このコマンドレットを実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。 このトピックにはこのコマンドレットのすべてのパラメーターが一覧表示されていますが、自分に割り当てられているアクセス許可に含まれていない一部のパラメーターにはアクセスできません。 コマンドレットを組織内で実行するために必要になるアクセス許可とパラメーターを調べるには、「 Find the permissions required to run any Exchange cmdlet」を参照してください。
例
例 1
Get-SafeLinksAggregateReport -StartDate 06-01-2020 -EndDate 06-10-2020 -SummarizeBy App -AppNameList "Email Client","Teams"
次の使用例は、指定した日付範囲Emailクライアントと Teams の結果で要約された結果を返します。
パラメーター
-Action
Action パラメーターは、アクションによって結果をフィルター処理します。 有効な値は次のとおりです。
- 可
- Blocked
- ClickedDuringScan
- ClickedEvenBlocked
- スキャン
- TenantAllowed
- TenantBlocked
- TenantBlockedAndClickedThrough
複数の値をコンマで区切って指定できます。
Type: | MultiValuedProperty |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |
-AppNameList
AppNameList パラメーターは、リンクが見つかったアプリによって結果をフィルター処理します。 有効な値は次のとおりです。
- Email クライアント
- OfficeDocs
- Teams
Update 値にスペースが含まれている場合、または引用符が必要な場合は、次の構文を使用します。 "Value1","Value2",..."ValueN"
Type: | MultiValuedProperty |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |
-EndDate
EndDate パラメーターには、日付範囲の終了日を指定します。
コマンドを実行するコンピューターの [地域のオプション] 設定で定義されている短い日付形式を使用します。 たとえば、短い日付形式 mm/dd/yyyy を使用するようにコンピューターが構成されている場合は、「09/01/2018」と入力して 2018 年 9 月 1 日を指定します。
[昨日] は、指定できる最新の日付です。 90 日を超える日付を指定することはできません。
Type: | System.DateTime |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |
-StartDate
StartDate パラメーターは、日付範囲の開始日を指定します。
コマンドを実行するコンピューターの [地域のオプション] 設定で定義されている短い日付形式を使用します。 たとえば、短い日付形式 mm/dd/yyyy を使用するようにコンピューターが構成されている場合は、「09/01/2018」と入力して 2018 年 9 月 1 日を指定します。
[昨日] は、指定できる最新の日付です。 90 日を超える日付を指定することはできません。
Type: | System.DateTime |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |
-SummarizeBy
SummarizeBy パラメーターは、指定された値に基づいて合計を返します。 このパラメーターで受け入れられる値のいずれかを使用してレポートでデータをフィルターする場合、SummarizeBy パラメーターを使用してこれらの値に基づいて結果をまとめることができます。 レポートで返される行数を少なくするには、SummarizeBy パラメーターの使用を検討してください。 まとめることでレポート用に取得されるデータ量が少なくなるため、レポートの配信が迅速になります。 たとえば、レポート内の個々の行に対して Action または AppNameList の特定の値の各インスタンスを表示する代わりに、SummarizeBy パラメーターを使用して、その特定のアクションまたはアプリのインスタンスの合計数をレポート内の 1 行に表示できます。
このコマンドレットの有効な値は次のとおりです。
- アクション: Action パラメーターで指定された値のみが返されます。
- アプリ: AppNameList パラメーターで指定された値のみが返されます。
Type: | String |
Position: | Named |
Default value: | None |
Required: | False |
Accept pipeline input: | False |
Accept wildcard characters: | False |
Applies to: | Exchange Online |